大町市議会 > 2021-02-16 >
02月16日-01号

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  1. 大町市議会 2021-02-16
    02月16日-01号


    取得元: 大町市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-28
    令和 3年  3月 定例会          令和3年大町市議会3月定例会               会期日程                                (会期25日)日次月日曜開議時刻日程第1日2月16日火午前10時* 本会議  ・ 開会  ・ 議席の一部変更について  ・ 会議録署名議員の指名  ・ 会期の決定  ・ 議長諸報告  ・ 市長あいさつ  ・ 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  ・ 請願・陳情文書報告第2日2月17日水午前10時* 本会議第3日2月18日木午前10時* 全員協議会第4日2月19日金 休会第5日2月20日(土) 休会第6日2月21日(日) 休会第7日2月22日月 休会第8日2月23日(火) 休会第9日2月24日水午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問第10日2月25日木午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問第11日2月26日金午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問第12日2月27日(土) 休会第13日2月28日(日) 休会第14日3月1日月午前9時30分* 常任委員会第15日3月2日火 * 常任委員会第16日3月3日水 * 常任委員会第17日3月4日木 休会第18日3月5日金 休会第19日3月6日(土) 休会第20日3月7日(日) 休会第21日3月8日月 休会第22日3月9日火 休会第23日3月10日水 休会第24日3月11日木 休会第25日3月12日金午前10時* 本会議(最終日)  ・ 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決  ・ 常任委員会委員長請願・陳情審査報告、質疑、討論、採決  ・ 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  ・ 閉会          令和3年 大町市議会3月定例会会議録(第1号)               令和3年2月16日(火)---------------------------------------令和3年大町市議会3月定例会               議事日程(第1号)                     令和3年2月16日 午前10時 開議日程第1 議席の一部変更について日程第2 会議録署名議員の指名日程第3 会期の決定  3月定例会の日程について                        議会運営委員会委員長 二條孝夫日程第4 議長諸報告日程第5 市長あいさつ日程第6 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  報告第1号 専決処分の報告について        専第1号 令和2年度大町市病院事業会計補正予算(第4号)  報告第2号 専決処分の報告について        専第2号 令和2年度大町市一般会計補正予算(第15号)  議案第1号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第2号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第3号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第4号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第5号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第6号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第7号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第8号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第9号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第10号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第11号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第12号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第13号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第14号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第15号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第16号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第17号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第18号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第19号 大町市農業委員会委員の任命について  議案第20号 新市まちづくり計画(新市建設計画)の変更について  議案第21号 大町市基金条例の一部を改正する条例制定について  議案第22号 大町市福祉医療費特別給付金条例の一部を改正する条例制定について  議案第23号 大町市工場等誘致振興条例の一部を改正する条例制定について  議案第24号 大町市都市公園条例の一部を改正する条例制定について  議案第25号 令和2年度大町市一般会計補正予算(第16号)  議案第26号 令和2年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)  議案第27号 令和2年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)  議案第28号 令和2年度大町市水道事業会計補正予算(第3号)  議案第29号 令和2年度大町市温泉引湯事業会計補正予算(第2号)  議案第30号 令和2年度大町市公共下水道事業会計補正予算(第2号)  議案第31号 令和2年度大町市病院事業会計補正予算(第5号)  議案第32号 令和3年度大町市一般会計予算  議案第33号 令和3年度大町市国民健康保険特別会計予算  議案第34号 令和3年度大町市後期高齢者医療特別会計予算  議案第35号 令和3年度大町市公営簡易水道事業特別会計予算  議案第36号 令和3年度大町市水道事業会計予算  議案第37号 令和3年度大町市温泉引湯事業会計予算  議案第38号 令和3年度大町市公共下水道事業会計予算  議案第39号 令和3年度大町市農業集落排水事業会計予算  議案第40号 令和3年度大町市病院事業会計予算  議事第1号 大町市議会基本条例の一部を改正する条例制定について日程第7 請願・陳情文書報告(別紙文書表のとおり)日程第8 人権擁護委員候補者の推薦について日程第9 定期監査報告及び例月出納検査報告(10月、11月、12月)---------------------------------------              本会議出席者名簿◯出席議員(16名)     1番  中村直人君        2番  山本みゆき君     3番  大竹真千子君       4番  傳刀 健君     5番  降旗達也君        6番  神社正幸君     7番  太田昭司君        8番  一本木秀章君     9番  中牧盛登君       10番  大和幸久君    11番  宮田一男君       12番  平林英市君    13番  岡 秀子君       14番  二條孝夫君    15番  高橋 正君       16番  大厩富義君◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長         牛越 徹君    副市長        矢花久則君 教育長        荒井今朝一君   総務部長       竹村静哉君 総務部参事      和田泰典君    民生部長福祉事務所長 曽根原耕平君 産業観光部長     駒澤 晃君    建設水道部長     田中一幸君 会計管理者      西澤美千夫君   監査委員       鎌倉幸夫君 監査委員事務局長   市河千春君    教育次長       竹内紀雄君 病院事業管理者病院長 井上善博君    病院事務長      川上晴夫君 庶務課長選挙管理委員会書記長      企画財政課長     田中久登君            藤澤浩紀君 まちづくり交流課長  北澤好泰君    税務課長       藤巻孝之君 消防防災課長     飯嶋大治君    情報交通課長     大厩市郎君 八坂支所長      牛越光夫君    美麻支所長      大塚裕明君 市民課長       勝野律子君    生活環境課長     笠間博康君 福祉課長       渡辺卓也君    商工労政課長     栗林幸夫君 観光課長       太田三博君    農林水産課長     鳥羽章人君 産業立地戦略室長   降籏貴紀君    建設課長       古平隆一君 上下水道課長     松宗市雄君    学校教育課長     三原信治君 生涯学習課長     志賀一夫君    体育課長       久保田 肇君 山岳博物館長     鈴木啓助君    病院総務課長     坂井征洋君 病院医事課長     鳥羽嘉明君    子育て支援課子育て支援係長                                伊藤正明君◯事務局職員出席者 事務局長       戸谷 靖君    事務局係長      渡邉哲也君 書記         下條倫子君    書記         西澤秀一君 書記         櫻井将智君---------------------------------------                本日の会議に付した事件              議事日程(第1号)記載のとおり--------------------------------------- △開会 午前10時00分 ○議長(中牧盛登君) おはようございます。ただいまから地方自治法第102条第2項の規定に基づく、令和3年大町市議会3月定例会を開会いたします。 本日の出席議員数は16名全員であります。よって定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 なお、本日の会議に出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、病院事業管理者、監査委員及び各部課長であります。--------------------------------------- △日程第1 議席の一部変更について--------------------------------------- ○議長(中牧盛登君) 日程第1 議席の一部変更についてを議題といたします。 大町市議会会議規則第4条第3項の規定により、本3月定例会に限り、お手元に配付の議席表のとおり議席を一部変更したいと思います。これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、お手元に配付の議席表のとおり、議席を一部変更することに決しました。 それでは、決定した議席にそれぞれ御移動願います。     〔座席移動〕---------------------------------------
    △日程第2 会議録署名議員の指名--------------------------------------- ○議長(中牧盛登君) 日程第2 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は会議規則第89条の規定により、議長において、11番、宮田一男議員、12番、平林英市議員を指名いたします。--------------------------------------- △日程第3 会期の決定--------------------------------------- ○議長(中牧盛登君) 日程第3 会期の決定を議題といたします。 本3月定例会の会期等議会運営につきましては、2月9日に議会運営委員会を開催し、御審議願っておりますので、議会運営委員長に報告を求めることといたします。議会運営委員長。     〔議会運営委員長(二條孝夫君)登壇〕 ◆議会運営委員長(二條孝夫君) おはようございます。去る2月9日に議会運営委員会を開催し、本3月定例会の会期日程等につきまして審議をいたしておりますので、審議の概要について報告をいたします。 会期日程案は、本日2月16日から3月12日を最終日とする25日間であります。 付議されております議案は、報告案件2件、人事案件19件、事件案件1件、条例案件4件、予算案件16件の計42件であります。また、会期中に追加議案が予定されております。 市政に対する一般質問は2月24日、25日、26日の3日間とします。 全員協議会は2月18日に予定しております。 議会運営委員会ではこれらを了承しております。 よろしく御賛同のほどをお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) ただいまの議会運営委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本定例会の会期につきましては、議会運営委員長報告どおり本日2月16日から3月12日までの25日間とし、議会運営につきましても、議会運営委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日2月16日から3月12日までの25日間とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △日程第4 議長諸報告--------------------------------------- ○議長(中牧盛登君) 日程第4 議長諸報告を行います。 昨年11月30日に国道148号の整備促進について、12月21日に松本糸魚川連絡道路の建設促進について、各期成同盟会の役員とともに県へ要望活動を行いました。 また、先月19日に茅野市で開催されました第165回長野県市議会議長会総会に副議長とともに出席いたしました。 会議では、長野県市議会議長会の表彰規程に基づき、6名の前正副議長の表彰が行われ、議事では、会務報告の後、会長提出の令和2年度歳入歳出補正予算、令和3年度歳入歳出予算並びに各市議会から提出された8議案について審議が行われ、いずれも原案どおり可決されました。 また、役員改選を行い、会長に長野市議会議長、通年の副会長に佐久市議会議長など、各役員を選任いたしました。 以上、議長諸報告といたします。--------------------------------------- △日程第5 市長あいさつ--------------------------------------- ○議長(中牧盛登君) 日程第5 市長あいさつを受けることとします。市長。     〔市長(牛越 徹君)登壇〕 ◎市長(牛越徹君) おはようございます。本日ここに、令和3年大町市議会3月定例会が開会されるに当たり、一言御挨拶を申し上げます。 初めに、新型コロナウイルス感染症につきましては、昨年11月以降、第3の波として全国的に急激に拡大し、この深刻な状況に対し、国では先月7日に1都3県に、さらに13日には7府県を追加して、11都府県に緊急事態宣言を発令するに至りました。その後、先月中旬をピークに減少傾向に転じておりますものの、なお収束は見えず、予断を許さない情勢が続いております。 こうした中、県では、感染拡大圏域や市町村ごとに感染警戒レベルを細分化し段階的に警報を発令するとともに、特に感染が拡大している地域には、飲食店への営業時間短縮等の要請を行い、さらに、医療への負荷の増大に伴い、先月14日から今月3日まで医療非常事態宣言を発出し、感染リスクを減らすための行動を呼びかけました。 その後、県内では、新たな感染が確認されない日が続くなど、落ち着きが見られるようになったことを受け、先週12日、県は感染拡大の第3波が収束しつつあるとして、当圏域を含め県内の警戒レベルを一斉に2の注意報に引き下げました。 当市におきましては、年末を控えた昨年12月21日に、私から第10弾となりますメッセージを発出し、年末年始の慎重な行動を呼びかけ、年明けの先月13日には11弾のメッセージにより、基本的な感染防止対策を決して緩めることなく取り組んでいただくことを改めてお願いいたしました。しかし、残念ながら先月15日、市立大町総合病院では、医療従事者や入院患者など6名の感染が確認され、その後の検査の結果、今月3日までにさらに10名の感染が判明しました。病院開設者の立場から、市民の皆様に多大な御心配をおかけしましたことに深くおわび申し上げます。 また、病院以外でも、先月16日以降7名の感染が判明し、今月3日には12弾となります市長メッセージを発出し、基本的な感染防止対策を一層徹底するとともに、感染者への差別や偏見、誹謗中傷などを絶対しないよう呼びかけたところでございます。 これまでも、感染は増減を繰り返し、その都度、大規模な波となってまいりました。引き続き、市民の皆様には感染防止に取り組んでいただきますとともに、疲弊しております市民の皆様の暮らしと地域経済、広範な産業の支援に努めてまいります。 新型コロナウイルスワクチンにつきましては、一昨日、ファイザー社製のワクチンの有効性と安全性が確認されたとして国において正式に承認され、これに先立つ12日にはワクチンの第1便が国内に到着いたしました。 市におきましては、昨日、中央保健センター内に新型コロナウイルスワクチン接種準備チームを発足させ、今後は4月からを目途とする高齢者の優先接種を目指すとともに、県及び医療機関等との密接な連携の下、引き続き市民の皆様に対する円滑な接種の実施に力を尽くしてまいります。 なお、これらの概要につきましては、本定例会全員協議会において御説明申し上げることとしております。 このたび政府が発表した令和3年度地方財政計画では、一般財源総額は、前年度比0.5%、2,886億円減の63兆1,432億円とされましたが、水準超経費を除く交付団体ベースでは、0.4%、2,414億円増の61兆9,932億円が確保されました。 このうち、地方税は38兆802億円で、2兆8,564億円の減収を見込みましたが、地方交付税は8,503億円増の17兆4,385億円、臨時財政対策債を2兆3,399億円増の5兆4,796億円とし、地方財源の確保に配慮された内容となっております。 市の令和3年度一般会計予算は、総額170億3,300万円で、前年度予算に対し2.1%の増となっております。これに、水道・病院事業など8つの企業会計、特別会計を合わせた全会計の合計では、総額291億2,844万円余で、前年度比0.8%増の予算規模となりました。 新年度予算は、第5次総合計画前期基本計画の最終年度を迎え、市の将来像「未来を育む ひとが輝く 信濃おおまち」の実現に向けた施策に厚く予算を配分するとともに、喫緊の課題であります新型コロナ対策として、ポストコロナを見据えた持続可能なまちづくりに資する事業に意を配しました。 具体的には、中小企業支援策として、市制度資金の融資枠を拡充し、預託金、利子補給金の増額を図るほか、国の施策に対応して固定資産税の特例的な軽減措置を実施いたします。 また、感染防止対策として、保育園、小・中学校及び公共施設における衛生用資器材や備蓄品の購入経費を増額計上するとともに、緊急情報や防災情報を配信する緊急メールシステムを更新し、SNSを通じた情報発信を一層強化いたします。 さらに、持続可能なまちづくりにつきましては、コンパクトシティの形成に向けた立地適正化計画及び緑の基本計画の策定を進めるほか、新規事業として、ワーキングホリデーや短期宿泊によるテレワーク体験などを計画的に推進いたします。 こうした施策の充実に努める一方、歳出を支える歳入におきましては、コロナ禍により、個人・法人市民税ともに減収となりますほか、固定資産税では、評価替えの影響等により大きく減少する見込みとなり、市税の総額は、前年度比5.3%減の39億6,235万円余を計上いたしました。 なお、本年度の法人市民税につきましても、多くの事業所において業績が落ち込んでおり、税収が減収することが見込まれ、減額の補正予算を本定例会に上程いたしております。 北アルプス国際芸術祭につきましては、8月21日から10月10日までの51日間を新たな会期として、現在鋭意準備を進めております。 開催に当たりましては、市民の皆様や来場者、受入スタッフ等、全ての皆様の安全・安心を最優先に位置づけ、実行委員会に新たに新型コロナウイルス感染症対策特別部会を立ち上げ、大町保健福祉事務所や医療機関等の専門家からの御助言をいただきながら、リスクを抑え、徹底した感染防止対策に取り組んでまいります。 展示作品につきましては、昨年秋以降、国内アーティストを中心に順次制作を進めており、5月の開幕100日前に合わせて10作品程度を先行公開することとしております。 また、「食」の取組につきましては、食部会を中心に、コロナ禍での実施方策について検討、調整を進めており、市内事業者の皆様から御協力いただき、テークアウトの積極的な活用やキッチンカー、オープンカフェなど、新しい生活様式の視点を取り入れ、食を楽しんでいただくよう工夫を凝らしてまいります。 当市におきましては、コロナ禍により観光産業をはじめ地域経済に大きな影響が生じており、また、様々なイベントや行事、地域活動などが延期、中止されたことにより、人と人とのつながりや触れ合いが希薄となり、今しか経験できない貴重な交流の機会が数多く失われております。こうした状況下で、市の再生を目指す新型コロナ克服戦略おおまち再生プランにおきまして、北アルプス国際芸術祭を戦略の一つに位置づけており、多くの皆様の知恵と工夫をいただき、元気な大町市を取り戻す手がかりとなりますよう、引き続き準備に取り組んでまいります。議員各位並びに市民の皆様の深い御理解と御協力をお願い申し上げます。 次に、本年度の主な事業の進捗状況及び新年度の主要な施策につきまして、第5次総合計画で定めた5つのまちづくりのテーマに沿って、順次御説明申し上げます。 1番目のテーマは、「ふるさとに誇りを持つひとを育むまち」であります。 旧市内の小・中学校の通学区域の再編につきましては、昨年6月に第1回学校通学区域再編審議会を開催して以降、これまでに6回の審議会において、既存の校地を活用することを基本に、現状の通学区における児童・生徒数の状況や今後の推移、各学校施設の位置や施設の状況など、様々な視点から比較評価を行い、活用する校地の検討を進めております。 具体的には、現在までの審議の中で、中学校につきましては、校舎の規模や通学の利便性などの点から、仁科台中学校の校地を活用することが適切との方針がまとまり、小学校につきましては、通学区域と行政区域の整合を図り、大町・平地区と常盤・社地区の2通学区とする方向で議論が進んでおります。今後、さらに踏み込んだ議論を深め、来月には答申をいただく予定となっております。 答申後には、これを基に教育委員会及び総合教育会議において再編計画案を策定し、パブリックコメント等により幅広い意見を求め、さらに検討を加え、具体的な計画を取りまとめてまいります。 今後も、関係団体や市民への審議内容などについて情報発信に努め、丁寧な説明と意見交換を重ね、市民の皆様との情報共有を図りながら慎重に調整を進めてまいります。 児童・生徒1人1台の情報端末(ノートパソコン)と、高速大容量の通信ネットワークの整備を行うGIGAスクール構想につきましては、昨年10月末までに端末及び端末用充電保管庫が各学校に配備され、校内の通信ネットワークも先月末に整備を完了いたしました。 児童・生徒は、ICT機器への適応性に富んでおり、各教科への活用が円滑に進められており、本年度の姉妹都市立川市との中学生サミット及び小学3年生の交流におきましても、整備されたICT環境を活用したオンライン交流を春休みに行うこととしております。 今後、さらに、先進的な実践例等を参考に教職員への研修を行い、指導スキルの向上を図るとともに、災害や感染症による臨時休業など想定外の緊急時におきましても、子どもたちの学びが停滞することのないよう努めてまいります。 学校施設や設備の改善につきましては、国の第3次補正による補助金を活用して、新年度に予定しておりました八坂小学校及び美麻小中学校のトイレの洋式化を前倒しして今年度実施することとし、本定例会に補正予算を上程いたしました。 生涯学習につきましては、第4次生涯学習推進プランが改定時期を迎え、高度情報化による社会構造の変化や価値観の多様化に対応して新たな計画を策定することとし、市民が生きがいを持ち、心豊かな人生を歩む生涯学習社会の具体化を図るとともに、新たにSDGsの視点を取り入れ策定を進めてまいります。 また、生涯学習の場となります公民館などの施設につきましては、建設から30年以上が経過しており、新年度では、熱中症対策として常盤公民館の空調設備を整備することとし、引き続き、施設機能の適切な維持を図り、安全で快適な学習環境の向上に向け、計画的な整備に努めてまいります。 芸術文化の振興につきましては、昭和61年5月に開館した文化会館が本年35周年を迎えますことから、記念行事を実施し優れた芸術の鑑賞機会を提供するとともに、市民の皆様の自主的な文化活動を支援し、引き続き多彩な地域文化発信の拠点としての役割を果たしてまいります。 また、延期しておりました「第2回美術展ベストセレクションin信濃大町」は、北アルプス国際芸術祭の会期中での開催を計画しております。市民自らが改めて郷土に目を向け、地域の文化資源を見つめ直し光を当てる重要な機会として、当地の優れた美術作品を広く紹介するとともに、市民の皆様が美術への関心を深めることにより、芸術、文化によるまちづくりを推進してまいります。 昭和26年11月に創立した大町山岳博物館は、本年創立70周年を迎え、記念式典を11月に開催し、これまで山岳博物館を支えていただいた皆様とともに、喜びを分かち合う機会とするとともに、博物館の将来について多くの提言をいただき、改めて山岳文化都市創造の節目といたします。 今後も、北アルプスをめぐる自然や文化の調査研究を基礎として、資料の収集・整理・保存を通じて、積極的に教育普及活動を推進するとともに、当地域の優れた自然、文化を紹介する観光拠点としての機能を発揮し、市民の皆様をはじめ、学術や観光のために訪れる皆様に一層親しまれる施設となりますよう努めてまいります。 スポーツの振興につきましては、国民の祝日「体育の日」が「スポーツの日」に、また、国体との愛称が定着しております「国民体育大会」も、今後、「国民スポーツ大会」に変更されるなど、体育の呼称は、教育現場を除きスポーツに変わる流れとなっており、当市におきましても、新年度から「体育課」を「スポーツ課」に改称することといたしました。 これを契機に、昨年度中間見直しを行いました大町市スポーツ推進計画に掲げる「市民の皆さんが、生涯を通じて、する、みる、ささえるスポーツに親しみ、健康で活力ある暮らし」が実現できますよう、一層スポーツの推進に取り組んでまいります。 また、ウイルス感染症の拡大により延期されておりました東京オリンピックの聖火リレーは、当市では、4月2日に信濃大町駅前から文化会館までの約3キロメートルの区間で行われます。運営方法につきましては、大会組織委員会及び県実行委員会と十分調整を図り、感染予防対策などを含め、万全の準備を進めてまいります。 2番目のテーマは、「活力あふれる産業と地域の魅力を活かしたにぎわいのあるまち」であります。 昨年9月に制定しましたSDGs未来都市計画「SDGs共創パートナーシップにより育む『水が生まれる信濃おおまち』サステナブル・タウン構想」につきましては、具体的な取組として、昨年12月に産学官金連携パートナーシップ「みずのわプロジェクト」を立ち上げ、現在、核となるマネジメントパートナーの皆様から提案をいただき、具体的なアクションプランの策定を進めております。 また、市民の皆様には、アクションプランに基づく様々な取組に参画いただきますよう、SDGsに対する理解を深めていただくための広報・啓発やシンポジウム、ワークショップなどの開催に努めてまいります。 また、市民の参画と協働によるまちづくりを推進するため、市民活動団体や自治会が行うまちづくり活動を支援する、ひとが輝くまちづくり事業におきまして、新年度新たにSDGsの推進に取り組む市民活動を支援することとしております。 市民をはじめ事業者の皆様など、まちづくりを進める様々な立場の皆様との幅広い共創により、新しい価値を共に創り上げ、「みずのわプロジェクト」の取組が一層大きな輪となって広がり、協働の輪が育まれることを期待しております。 国土交通省の補助を受けて取り組む官民連携まちなか再生推進事業におきましては、民間主体のまちづくり活動の中心となりますエリアプラットフォームの構築を進めており、今月13日には信濃大町100人衆会議を大町岳陽高校で開催し、生徒が中心となり、地域のまちづくり活動の関係者に対して行った取材活動の報告などが行われました。 引き続き新年度も、将来のまちづくりに向けた具体的なビジョンを策定するため、エリアプラットフォームの構築を進め、多様な人材が集うコミュニティーの活性化と公民学連携による持続可能なまちづくりを進めてまいります。 地域の労働・雇用環境につきましては、大町公共職業安定所管内の12月の有効求人倍率は1.27倍で、前月の1.47倍から0.2ポイント減少したものの、4か月連続して1倍台を維持することとなりました。 また、10人以上の大規模な人員整理は、昨年5月以降発生しておらず、さらに、事業主の都合による離職件数は6月以降1桁台にとどまっており、市内事業所では、厳しい状況の中、雇用調整助成金や市の制度融資資金等を活用いただき、雇用の維持に努めていただいております。 加えて、幸い本年は雪に恵まれたこともあり、冬季の観光の柱となりますスキー場や宿泊施設等における季節雇用は増加し、雇用の改善が続いております。一方、国では、これまで延長しておりました雇用調整助成金の特例措置の期限を来月末としておりますことから、市といたしましては、地域の雇用状況を注視するとともに、経済対策連絡会議等において情報共有を図り、引き続き労働・雇用環境の維持に向け適切に対応してまいります。 市内の経済状況、とりわけ宿泊事業、飲食事業につきましては、昨年末からの急激な全国的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、GoToトラベル事業が全国的に一時停止されたことにより、当市への観光客など来訪者が減少したことに加えて、地域や職場の忘新年会などの会食機会も自粛傾向が続いており、大変厳しい状況となっております。 このため、県が行うテイクアウト・デリバリー応援事業を活用し、事業の実施窓口となります大町商工会議所と連携して、飲食業者のテークアウト商品の販売促進を図るため、市内大型店の一画に販売ブースを設置し、支援に努めることといたします。 地域商品券「がんばろう!大町応援券」の第2弾につきましては、先月8日に販売を終了し、販売実績は2万2,788冊と、多くの市民の皆様に御購入いただき、深く感謝申し上げます。 換金の状況につきましては、今月10日現在で99.6%となっており、第1弾を合わせて約4億4,600万円余が地域の消費拡大に活用され、市内事業者の支援につながる結果となりました。 昨年4月、市制度資金に創設しました新型コロナウイルス感染症対策特別資金につきましては、今月2日現在の融資件数が244件、融資総額は31億7,000万円余となりました。今後も引き続きウイルス感染症による事業経営への影響が懸念されますことから、融資窓口の金融機関と連携を密にして事業者の経営の維持安定に努めてまいります。 米の生産対策につきましては、令和2年産米は、生産者や集荷業者等関係団体の取組により目標を達成することができました。令和3年産米につきましては、先月27日に開催された市地域農業再生協議会におきまして、生産調整の目安値が前年に比べ215トン減の8,561トンと決定され、面積換算では、前年に比べ約44ヘクタール減の1,392ヘクタール余となりました。 米の需給バランスにつきましては、食の多様化や少子高齢化による人口減少などに加え、コロナ禍により米価の下落と過剰在庫の発生が危惧されますことから、例年にも増して需給に応じた適正生産の推進が大変重要となっております。 このような状況の中、稲作中心の営農形態であります当市におきましては、生産者所得の維持確保のため、地域農業再生協議会を中心に生産者や集荷業者等関係団体が一体となり、より一層需要に応じた米づくりの推進に努めてまいります。 また、日本産米の海外需要の高まりなどを追い風に市場の拡大を図るため、市では、先月26日に、輸出事業に取り組む意欲ある法人等により構成する大町市農産物等輸出協議会を設立し、今後も引き続き海外輸出に向けた取組を強化してまいります。 林業振興につきましては、本年度、県が策定する地域森林計画に対応して、大町市森林整備計画の改定を進めており、具体的な計画案の概要につきましては、本定例会全員協議会において御説明申し上げます。 また、新たな森林経営管理制度の推進につきましては、本年度、北アルプス連携自立圏事業として、大北5市町村が共同で実施いたしました森林基本情報のデータ整備が完了しますことから、現在市では、森林整備の具体的な事業の早期導入に向けた準備に取り組むとともに、連携自立圏の枠組みによる実施に向け、県北アルプス地域振興局の支援をいただき、圏域での推進体制等について検討を進めております。 観光振興につきましては、昨シーズンは記録的な雪不足などからスキー場は厳しい運営を余儀なくされましたが、今シーズンは12月にまとまった降雪に恵まれ、市内2か所のスキー場は12月中旬に営業を開始いたしました。 一方、大町温泉郷など市内宿泊施設におきましては、市独自の信濃おおまち冬季満喫宿泊キャンペーンなどを利用したスキーヤーなどの入り込みが期待されましたものの、GoToトラベルの一時停止や国の緊急事態宣言などによる往来自粛により宿泊キャンセルが相次ぎ、温泉郷の一部の宿泊施設では先月から計画的に休業するなど、一段と厳しい状況が続いております。 こうした中、今月1日より始まりました第19回おおまち雪まつりでは、例年実施しておりますオープニングイベントや打ち上げ花火等を中止するなど、規模を縮小し感染対策を徹底した上で開催しており、引き続き市観光協会等と連携し、残り少ないスキーシーズンの誘客に取り組んでまいります。 春の観光シーズンの幕開けとなります立山黒部アルペンルートは、4月15日の全線開通を見込み、現在準備を進めております。昨年の入り込みは延べ24万人と、ウイルス感染症の影響により、開業以来、最も厳しい結果となりましたが、本年は6月1日に全線開業50周年の節目を迎えますことから、関係機関・団体と連携を図り、今できる最善の誘客対策に取り組んでまいります。 移住・定住の促進につきましては、移住セミナーや相談会をリモートに切り替え対応するなど、きめ細かな移住促進施策を積み重ねたことにより、相談窓口を通じた移住実績は、先月末で68人と順調に増加しており、年度末には前年度を上回るものと期待しております。 移住された皆様が長く定住していただくためには、地域になじみ、地域に溶け込むための受入体制、環境づくりが重要であり、本年度実施しました、移住された方と地域住民の皆様が野沢菜漬けの講習を通じ交流を深める移住者交流会「おしゃべりTIME」や、積雪地で暮らす上で不安な雪道での運転を克服するための雪道路上講習「信濃大町雪国デビュタント」は、参加者から大変好評をいただきました。 新年度では、これまでのオンラインによる移住相談会や移住セミナーに加え、新たに、都市部から参加者を募集し、一定期間内市内に滞在して働き、収入を得ながら地域住民との交流を楽しむ「大町版ふるさとワーキングホリデー」を予定しております。こうした取組により、将来の移住者掘り起こしを図るとともに、市内事業所の労働力不足などの課題の改善や地域の活力向上にも効果をもたらすことを期待するところであります。 また、新年度は、第2期定住促進ビジョンの最終年に当たりますことから、基本目標や基本方針、施策の検証を行い、人口減少に歯止めをかけるにとどまらず、地域全体の課題解決につなげるための新たなビジョンの策定に向け、全庁的な体制で取り組んでまいります。 3番目のテーマは、「だれもが健康で安心して暮らせるまち」であります。 市立大町総合病院につきましては、先月、院内において、患者や医療従事者に新型コロナウイルスの感染が確認されたことを受け、県のクラスター対策チームや大町保健福祉事務所の指導の下、陽性患者が確認された病棟からの入退院及び他の病棟への転棟の停止や、陽性者が確認された病棟及び関係箇所の消毒の実施、濃厚接触者となった職員の自宅待機などの措置を講じました。さらには、接触者の調査や検査等に加え、感染が確認された病棟の患者や医療従事者をはじめ、全ての入院患者及び病院職員と病院に出入りする委託業者にも検査を拡大して実施するなど、感染のさらなる拡大の防止を図るための対策を徹底いたしました。 これまでも、大町病院におきましては、新型コロナウイルスに対して院内感染が起きないよう細心の注意が払われ、業務を遂行してまいりましたが、今回、院内から陽性者が発生しましたことは誠に残念でなりません。しかし、病院職員の皆さんは、感染予防の意識を一層高め業務に従事されており、今後も感染症指定医療機関としての重要な責務を全うしていただくことを心より期待いたしますとともに、必要な支援に積極的に取り組んでまいります。 病院事業の経営状況につきましては、令和元年度決算では、2億8,500万円の純利益を計上し、大幅な収支改善を図ることができましたが、本年度、第3四半期までの医業収益は、コロナ禍の影響による受診控えや定期受診の間隔の延長などにより、約1億3,000万円の収益減となり、昨年同期を大きく下回っております。 しかし、国の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金により、コロナ患者受入れに対応する空床の確保などに係る経費の補填などもあり、本年度決算見込みにおける経常損益は前年度と同程度の利益が見込まれ、資金不足額は本年度末には大幅な改善が図られるものと考えております。 新年度予算におきましては、医業収益について1億円の減額を見込み、経常損益及び純損益は七、八千万円程度の利益を見込んでおり、経営の安定化を図るとともに、流動負債であります一時借入金の縮減を一層進めてまいります。 ウイルス感染症の終息はなお不透明であり、新たな生活様式による医療機関への受診動向の変化も予想されますが、今後も引き続き、経営健全化計画に基づき、収益確保と経費縮減を柱とした収支の適正化に一層努めてまいります。 なお、病院事業会計の本年度第3四半期までの経営状況等につきましては、本定例会全員協議会におきまして御説明申し上げることとしております。 福祉分野におきましては、高齢者福祉施策の基本となります第8期大町市老人福祉計画並びに障害者福祉施策の基本となる第6期障がい福祉計画及び第2期障がい児福祉計画の改定に加え、意思決定に支援が必要な方が安心して暮らせるまちを目指すための新たな大町市成年後見制度利用促進計画の策定を進めております。これらの計画の概要につきましては、本定例会全員協議会において御説明申し上げます。 消費生活センターにつきましては、平成28年度から、北アルプス連携自立圏事業として圏域5市町村の消費生活に係る相談への対応を広域的に実施しており、昨年末時点の相談件数は172件で、前年同期に比べ31件減少しております。複雑多様化する消費生活相談に対し、引き続き警察署や県消費生活センター等と緊密に連携し、特殊詐欺被害の防止などの啓発活動の強化を図るほか、県の消費者行政活性化事業補助金を活用し、相談体制の一層の充実に努めてまいります。 交通安全の推進につきましては、昨年の交通事故の発生件数は、死亡事故1件を含め61件と、前年を4件上回り、特に高齢者が関わる事故の発生が目立っております。 現在、高齢ドライバーによる交通事故の減少を目的として、65歳以上の運転免許を自主返納された方を対象に、市民バスふれあい号の回数乗車券を交付する運転免許自主返納支援事業を実施しておりますが、新年度から新たに、タクシーの回数乗車券を希望により選択できるよう支援策を拡充することとし、所要の経費を新年度予算に計上いたしました。 引き続き、運転免許を返納しやすい環境の整備を進め、高齢ドライバーによる事故の抑止に努めてまいります。 4番目のテーマは、「豊かな自然を守り快適に生活できるまち」であります。 ニホンライチョウの飼育につきましては、先月環境省が進めるライチョウ保護増殖事業の一環として、大町山岳博物館が飼育する雄1羽を長野市茶臼山動物園に移送し、将来の野生復帰を見据えた人工飼育に取り組むこととなりました。これにより、山岳博物館で飼育しているニホンライチョウは雄4羽、雌3羽となりました。現在、ニホンライチョウは、体全体が純白の冬羽に衣替えしており、自然の中では見ることが難しい冬のライチョウの姿を間近に御覧いただくことができますので、多くの皆様の来場を期待しております。 水道事業につきましては、給水人口が減少傾向に推移しておりますものの、使用水量は、市が進める企業誘致や定住促進等の実績により安定した経営が図られております。新年度におきましても、引き続き送配水管の耐震化を図るとともに、本年度着手した南平配水池の更新工事や、老朽化した送配水管路等の計画的な更新を進め、安心・安全な水道水の供給に努めてまいります。 また、温泉引湯及び供給事業につきましては、基本湯量の確保や安定供給の継続を図るとともに、引き続き機械設備や配湯管の計画的な更新を進めます。 下水道事業につきましては、処理施設全般にわたる包括的維持管理方式により、経費の削減効果が現れており、引き続き効率的な施設の管理と最適化を図るストックマネジメント計画を策定し、施設の機能維持と水洗化の促進に努めます。 道路の除雪につきましては、今シーズンは12月中旬から年末年始にかけての断続的な降雪により、先月末時点における除排雪委託費は1億7,600万円に上りました。これに凍結防止剤散布委託費等を加えた雪害対策の総額は2億1,300万円となり、記録的な暖冬少雪でありました昨年同期と比べ、およそ3.4倍の増加となりますことから、これらの経費について専決により補正予算に計上いたしましたので、本定例会に御報告申し上げます。 引き続き、大雪による市民生活に支障が生ずることのないよう、体制の維持に努めてまいります。 近年、頻発する大地震により、多くの被害が盛土による造成地に発生していることを背景に、国の主導により大規模な盛土による造成地を抽出し、令和4年度を目途に各自治体が現地踏査に基づく危険度判定等を行い、具体的な対策について調査検討を進めることとなりました。これに伴い、当市では、該当する造成地13か所のうち、県が所管する場所を除く7か所について、新年度において国の補助金を活用し必要な調査を実施することといたしました。 また、住宅、建築物の耐震改修の促進につきましては、市民の皆様が安全で安心して暮らせるまちづくりを進めるため、新年度におきましても国の制度を活用し、引き続き住宅の耐震診断及び耐震改修を積極的に実施し、災害に強いまちづくりを推進してまいります。 良好な住宅居住環境の形成につきましては、新型コロナ克服戦略おおまち再生プランにおける地域活力の再生に向けた取組として、市民の居住環境の向上を図り、安心して暮らすことのできる、安全で良質な住宅ストックの形成に資するため、新年度におきましても、安心安全住宅リフォーム支援事業を継続することとし、所要の経費を新年度予算に計上いたしました。 市営住宅の整備につきましては、市営住宅等整備計画に基づき、借馬団地において、給湯器、ユニットバスの設置などの水回りのリフォーム工事を実施し、住環境の改善を図ります。 北アルプス広域連合が進めておりますごみ処理広域化につきましては、白馬リサイクルセンターの建設工事が順調に進んでおり、当初の計画どおり4月の供用開始を予定しております。また、新年度に着手予定の白馬山麓清掃センターの解体に向けた準備も順次進んでおります。 常盤泉地区における臭気対策につきましては、事業者により新たな焼却方式による脱臭設備導入に向けた調査検討が進められ、より具体的な計画が提案される見通しとなっております。引き続き、地元地区の皆様の御意見や県の見解などを伺い、導入の効果について慎重に検証するとともに、事業者に対しましては、臭気測定などの監視業務を継続して実施し、実効性のある臭気対策を強く求めてまいります。 5番目のテーマは、「市民の参画と協働でつくるまち」であります。 市民活動の促進につきましては、昨年12月12日、市民活動団体の主催による「ぼくらの市民活動フォーラム」が開催され、約90人の皆様に御参加いただきました。 また、本年度のひとが輝くまちづくり事業につきましては、8団体の事業を採択し、コロナ禍の中、各団体が取り組まれた活動の成果報告会を来月20日、文化会館において開催いたします。議員各位におかれましては、市民の皆様の活動の成果を御覧いただくこの機会に、ぜひ御参加いただきますようお願いいたします。 人権政策につきましては、新型コロナウイルス感染者やその御家族、医療従事者等に対する誹謗中傷が全国で重大な問題となっておりますことから、市長メッセージを逐次発出し、市民の皆様に良識に基づく冷静な行動をお願いしてきたところでございます。今後も引き続き、コロナ禍における差別、偏見を解消するため、シトラスリボンプロジェクトの取組を推進し、誰もが温かく受け入れられる地域社会を目指し、人権擁護委員をはじめ、関係機関、団体と連携を図り、人権教育や人権意識啓発に努めてまいります。 なお、市の人権擁護委員9名のうち、6月末に任期を迎える3名の委員について候補者を法務大臣へ推薦するに当たり、法の規定により議会の意見を求めるとことされておりますので、よろしく御協議いただきますようお願い申し上げます。 以上、第5次総合計画で定めました各施策の進捗状況と、新年度を含め、今後の執行方針について御説明申し上げました。年度最終盤に向けて、新年度での展開を視野に入れ、計画いたしましたそれぞれの事業が円滑に推進できますよう全力で取り組んでまいりますので、議員各位をはじめ、市民の皆様の一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 本定例会に御提案申し上げます案件は、報告案件2件、人事案件19件、事件案件1件、条例案件4件、予算案件16件の合計42件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際、説明いたしますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(中牧盛登君) 会議の途中ですが、11時10分まで休憩といたします。 △休憩 午前10時56分 △再開 午前11時10分 ○議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。--------------------------------------- △日程第6 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決--------------------------------------- ○議長(中牧盛登君) 日程第6 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 報告第1号を議題として、説明を求めます。病院事務長。     〔病院事務長(川上晴夫君)登壇〕 ◎病院事務長(川上晴夫君) ただいま議題となりました専第1号 令和2年度大町市病院事業会計補正予算(第4号)につきましては、地方自治法第179条第1項の規定により、1月6日付で専決処分を行ったもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。 今回の専決処分は、新型コロナウイルス感染症対策関係費の増額補正でございます。 第2条収益的収入及び支出の補正は、収入では、第1款病院事業収益を2億8,020万2,000円増額し、合計を51億7,821万円といたします。支出は、第1款病院事業費用を1,581万3,000円増額し、合計を47億8,490万7,000円といたします。 第3条資本的収入及び支出の補正は、収入では、第1款資本的収入を8,360万6,000円増額し、合計を8億9,711万3,000円といたします。支出は、第1款資本的支出を8,360万6,000円増額し、合計を8億9,759万3,000円といたします。 2ページを御覧ください。 補正内容につきまして、実施計画により御説明いたします。 収益的収入の款1項2目4国県補助金2億8,020万2,000円の増は、県の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金の内示を受けたことによるもので、主なものは、新型コロナウイルス感染症専用病棟など受入体制を整備した上で、空床確保に要する経費として1億9,099万円、インフルエンザ流行期においても疑い患者等の診療を行うための感染防止対策や診療体制確保に要する費用として1,906万2,000円などでございます。 収益的支出の款1項1目3経費1,581万3,000円の増は、感染症患者を受け入れる病棟の空調設備修繕費などでございます。 3ページを御覧ください。 資本的収入の款1項3目1国県補助金8,360万6,000円の増は、県の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金の内示を受けたことによるもので、患者受入れのための設備整備に係る補助金でございます。 資本的支出の款1項1目2器械及び備品8,360万6,000円の増は、新型コロナウイルス感染症の診療や治療に使用するデジタルエックス線画像診断システムや超音波画像診断装置などを整備するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本件について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、報告第1号は報告どおり承認されました。 次に、報告第2号を議題として、説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎総務部長(竹村静哉君) ただいま議題となりました専第2号 令和2年度大町市一般会計補正予算(第15号)につきましては、除排雪経費の増加や新型コロナウイルスワクチン接種体制の構築等に速やかに対応するため、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、1月29日付で専決処分を行ったもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。 1ページを御覧ください。 第1条予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ1億7,851万8,000円を追加し、208億1,599万円とするものでございます。 第2条、第3条につきまして御説明いたしますので、4ページをお願いいたします。 お手元の報告第2号説明資料を併せて御覧ください。 第2表繰越明許費補正は、新型コロナウイルスワクチン接種事業におきまして、年度を超えた取組となりますことから、繰越しをお願いするものであります。 第3表債務負担行為補正は、参議院県選出議員補欠選挙の執行に当たりまして、ポスター掲示場の作成等の委託料など、新年度に執行する経費につきまして今年度内の契約が必要となりますことから、債務負担行為の設定をお願いするものでございます。 8ページを御覧ください。 歳入について御説明いたします。 款15項2目2総務費国庫補助金の節8新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金130万円の増は、歳出で御説明いたしますが、市内飲食店等を支援する事業費に充当するものでございます。 目4衛生費国庫補助金の節2保健衛生費補助金3,721万8,000円の増は、新型コロナウイルスワクチン接種体制の構築に対する補助金で、事業費の全額が措置されます。 款19繰入金1億4,000万円の増は、財源調整のため財政調整基金から繰り入れるものであります。 続いて、歳出について御説明いたします。 10ページを御覧ください。 款2項4目7参議院県選出議員補欠選挙費175万9,000円の増は、4月25日執行の補欠選挙に関わる年度内の事務経費でございます。 款4項1目2予防費の新型コロナウイルスワクチン接種事業3,721万8,000円は、ワクチン接種を円滑に進めるための体制整備に係る事業費で、コールセンターの設置やワクチン接種実施に向けた諸経費を計上しております。 款7項1目1商業振興費の中小企業支援事業147万4,000円は、コロナ禍にあって深刻な影響を受けております市内飲食店等への経済対策といたしまして、テークアウト商品の販売を支援する「がんばろう!大町テイクアウトフェア」の事業費でございます。 12ページを御覧ください。 款8項2目4雪害対策費1億4,000万円の増は、今シーズンは降雪量が多く出動回数が増加しておりますことから、除排雪業務委託料を増額するものであります。 以上、御説明申し上げましたが、御承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本件について御質疑はありませんか。大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 2点ほど伺いたいと思います。 1点目は、衛生費ですけれども、コロナワクチンの接種事業、ここで委託料が1,056万円組まれておりますけれども、この業務委託というのはどんな内容になるのか、また、対象業者というのはどのくらいに、どういう業者がなるのか説明ください。 それから、下の商工費、「がんばろう!大町テイクアウトフェア」、これも業務委託になっています。予算額84万円ですけれども、どんな業務になるのか、業務の委託先というのはどんな事業者になるのか説明ください。 ○議長(中牧盛登君) 市民課長。 ◎市民課長(勝野律子君) ただいま御質問いただきましたコロナワクチン接種事業におきます委託事業の内訳について御説明申し上げます。 まず、今回の委託料につきましては、ワクチン接種券の作成業務、システムの改修業務、また、接種券の発送等に係る委託のほうを予定しております。システムの改修等につきましては、現行のシステムを改修して使用するため株式会社電算、また、接種券等の発行等につきましても電算のほうに委託することを予定しております。 以上になります。 ○議長(中牧盛登君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(栗林幸夫君) 私からは、「がんばろう!大町テイクアウトフェア」の関係についてお答えいたします。 委託の内容でございますけれども、実際のテークアウト商品の販売、商品管理の業務、また、委託先につきましては、大町市商店街連合会を委託先に予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) コロナウイルスの事業では、委託者が電算ということで、これは電算以外に対象事業者というのはないということなんでしょうか、その点について改めて説明いただきたいと思います。 それから、テークアウト業務の委託ですが、商店街連合会、これは対象事業者として公平性、そういう点ではどのように検討されているのか説明いただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 市民課長。 ◎市民課長(勝野律子君) ただいま御質問いただきました株式会社電算への委託でございますが、現行システムを改修しての利用となりますことから、株式会社電算への委託を考えているところでございます。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(栗林幸夫君) 御質問にお答えいたします。 公平性についてということでございますけれども、ほぼ市内の飲食店につきましては、それぞれの商店街に加盟されているということ、また、それの連合体であります大町市商店街連合会に委託するということで公平性は保たれているというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかにございますか。     〔発言する者なし〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、報告第2号は報告どおり承認されました。 次の議案第1号から第19号までの19議案は、大町市農業委員会委員の任命に関する議案であります。 お諮りいたします。この19議案を一括議題とし、説明を受けた後、一括して質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、そのように取り扱います。 議案第1号から議案第19号までを一括議題として、提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長(牛越 徹君)登壇〕 ◎市長(牛越徹君) ただいま議題となりました議案第1号から議案第19号までの19議案は、いずれも大町市農業委員会委員の任命に係る議案でございます。一括して提案理由の御説明を申し上げます。 現在の農業委員が令和3年4月8日をもって任期満了となりますことから、大町市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例に基づき、定数の19名を選定いたしましたので、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものでございます。 委員の選定に当たりましては、大町市農業委員会の委員の任命に関する規則に基づき、市内の農業者等関係者への周知に努め、推薦及び公募を行い、届の提出のありました19名のうちから、市農業委員会委員候補者選考委員会の評価結果を踏まえ、委員に、議案第1号、栗林学氏、議案第2号、中村茂氏、議案第3号、中村元治氏、議案第4号、水島健治氏、議案第5号柴原猛氏、議案第6号、成澤伸治氏、議案第7号、西山善久氏、議案第8号、丸山計廣氏、議案第9号、奥原文登氏、議案第10号、小林平八氏、議案第11号、等々力潔氏、議案第12号、中條隆史氏、議案第13号、降旗伸男氏、議案第14号、伊藤宏昭氏、議案第15号、鷹巣夕子氏、議案第16号、降幡順治氏、議案第17号、大日方宗仁氏、議案第18号、小林稔氏、議案第19号、丸山正子氏の以上19名を委任いたしたく、提案した次第でございます。 なお、各氏の略歴につきましては、お手元に資料をお配りしたとおりでありますが、いずれの方も農業に関する見識を有し、農地利用の推進に関する事項その他農業委員会の所掌に属する事項に関しその職務を適切に行う農業委員会の委員として適任でございます。 御審議の上、御同意くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。これより質疑に入ります。 議案第1号から議案第19号までについて御質疑はありませんか。平林英市議員。 議案第何号ですか。 ◆12番(平林英市君) 第19号の丸山さんについてのことですけれども、個人的にどうのこうのという問題じゃなくて、3年前までは公選制ということで、立候補、農業を営む人だというふうに理解しておりましたけれども、それが選考委員会によって選出され、任命制という形になっているわけですけれども、この方は全く無職というようになっておりますし、農業を営んでいないんじゃないかと思うんだけれども、その関係で利害関係を有しないという形になっていますけれども、これは一体どういう意味を指しているのか、その内容を教えてください。 ○議長(中牧盛登君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(鳥羽章人君) 御質問にお答えします。 まず、丸山計廣さんにおかれましては……     〔「違いますよ」と呼ぶ者あり〕 ◎農林水産課長(鳥羽章人君) すみません、申し訳ございません。丸山正子さんにおかれてでございますが、利害関係を有しない者というのは、実際に農業をやっていらっしゃらないということで、農業関係の団体だとか実際に運営されていない方で、農業に関しての利害関係が発生しない方ということで、適任であるということで選考委員会の中でも御審議をいただいたという経過でございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 私の聞いているのは、農業をやっていない者、やっている者との利害関係というのはどこに生まれるのか。やはり農業委員会だから農業に従事している人が基本になるんじゃないかなと私は思うんですけれども、その辺のところを聞いているわけです。 ○議長(中牧盛登君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(鳥羽章人君) 御質問にお答えします。 これは、農業委員会法の中にこれが規定されておりまして、農業関係の方々から委員になっていただくという部分と、公平的なそういう意見をいただくという部分もありまして利害関係のない者も委員の中に入っていただくようにと、そういう法律の中での規定がありますので、それを受けてということでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中牧盛登君) 平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) その以前の公選制では、それもそういう規定があって、全く非農家の方が農業委員になったということでいいわけですか。それとも、今回これがそういう形になってきたと、こういうことですか、どっち。 ○議長(中牧盛登君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(鳥羽章人君) お答えします。 公選制のときには、実際に選挙権とかそういった審査がございますので、農業者という、そういうものがございました。ただ、法改正によりまして公選制が廃止されたことに伴いまして、先ほど申し上げましたとおり、利害関係のない者も農業委員の構成の中に入っていただくということで法律が改正されたということでございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) ほかにございますか。     〔発言する者なし〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。一括議題とした本案は人事案件でありますので、委員会付託並びに討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、これより順次採決いたします。 最初に、議案第1号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第2号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第3号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第4号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第5号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第6号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第7号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第8号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第9号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第10号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第11号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第12号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第13号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第14号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第15号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第16号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第17号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第18号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。 次に、議案第19号 大町市農業委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。採決が終わりました。議案第1号から議案第19号までの大町市農業委員会委員の任命については、いずれも原案どおりこれに同意することに決しました。 次に、議案第20号 新市まちづくり計画(新市建設計画)の変更についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎総務部長(竹村静哉君) ただいま議題となりました議案第20号 新市まちづくり計画(新市建設計画)の変更につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 お手元の政策等の形成過程説明資料を併せて御覧ください。 本案は、新市まちづくり計画の変更について、市町村の合併の特例に関する法律第5条第7項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 新市まちづくり計画は、平成18年の合併の際に、新市建設に向けた基本方針や主要施策を定めるまちづくりの指針とし、合併年度から10年間を計画期間としておりましたが、平成23年に発生いたしました東日本大震災の影響により震災関連法が施行され、合併特例債の利用期間について5年間延長することが可能となりましたことから、当市におきましても計画を延長し、令和3年3月31日までの計画として合併特例債を活用した事業を実施してまいりました。 その後、同法の改正により、合併特例債の利用期間をさらに5年間延長することが可能となりましたことから、再度計画期間の延長と当該期間の財政計画を追加するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第20号は、総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第21号 大町市基金条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。副市長。     〔副市長(矢花久則君)登壇〕 ◎副市長(矢花久則君) ただいま議題となりました議案第21号 大町市基金条例の一部を改正する条例制定につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 お手元に配付いたしました議案説明資料、新旧対照表を併せて御覧ください。 今回の改正は、大町市基金条例で管理しております9つの基金に加え、新たに地球温暖化防止対策基金と中小企業振興基金、2つの基金を創設するものでございます。 地球温暖化防止対策基金につきましては、現在稼働しております市の小水力発電施設からの売電収入の一部を積み立て、市が掲げる環境未来都市の創造に向けて、地球温暖化防止対策に資する事業の財源に活用することを目的としております。 また、中小企業振興基金につきましては、コロナ禍により融資額が大きく増加し、利子、補助金の増額が見込まれますことから、本年度の国の地方創生臨時交付金の一部を積み立て、中小企業の経営安定を図るため、中小企業振興条例に基づくあっせん融資の利子補助金の財源とすることを目的としております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第21号は、総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第22号 大町市福祉医療費特別給付金条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(曽根原耕平君)登壇〕 ◎民生部長(曽根原耕平君) ただいま議題となりました議案第22号 大町市福祉医療費特別給付金条例の一部を改正する条例制定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の説明資料、新旧対照表を併せて御覧ください。 今回の改正は、健康保険法施行規則等の一部を改正する省令の施行に伴うもので、医療保険における被保険者等の資格確認を行う際、これまでの被保険者証のほかに、マイナンバーカードによるオンライン資格確認ができるようになったことに伴う改正が主なものでございます。 第6条第5号では、現行の「被保険者等」の次に「後期高齢者医療被保険者」を加えるものであります。 第7条第1項は、オンライン資格確認の導入に伴い、医療保険の被保険者等の確認について、これまでの被保険者証のほかに、マイナンバーカードでも可能になったことに伴う改正でございます。 また、現行では、自立支援医療受給者証の提示について第1項で規定しておりますが、第2項を新設し、他の法令等に基づき、国及び地方公共団体の負担による医療の給付を受ける場合は、その受給者証等を提示いただくよう規定するものであります。 第8条第2項及び第4項の改正につきましては、第7条第1項の改正と同様に、オンライン資格確認の導入により、被保険者証のほかに、マイナンバーカードを利用し被保険者等の確認が可能となったことに伴う改正でございます。 附則といたしまして、条例の施行日を公布の日としております。 以上御説明申し上げましたが、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 説明の中で、マイナンバーカードによって被保険者等の照合等が可能になるという説明でしたが、これが及ぶ範囲というのはどの範囲に及ぶのか。例えば健康保険とか、そういった領域、どの辺までマイナンバーカードによる照合が可能になるのか説明いただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 市民課長。 ◎市民課長(勝野律子君) ただいま御質問いただきましたマイナンバーカードによる資格の確認の件でございますが、その方の保険の資格の確認がマイナンバーカードを使いまして確認できるというようなことになります。ですので、国民健康保険に入られている方ですとか社会保険ですとか、そういった資格の確認ができるものとなります。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) そうしますと、国保とか年金関係、後期高齢者医療等、介護保険等、そういった分野の照合というのがマイナンバーカードによって可能になるという解釈でよろしいんでしょうか。 ○議長(中牧盛登君) 市民課長。 ◎市民課長(勝野律子君) 例えば自治体独自で設けている福祉制度等は反映されていないんですけれども、おおむね国民健康保険ですとか社会保険の加入ですか、そういったところの資格の確認ができるようになるものでございます。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 従前から問題として挙げられています個人情報の保護とか、そういった権利の保護という、こういった分野では、この制度の施行に当たっては、そういったセキュリティーの問題はどのように検討されているんでしょうか。 ○議長(中牧盛登君) 市民課長。 ◎市民課長(勝野律子君) この制度につきましては、国のほうで整備を進めるものでございますが、マイナンバーカードを医療機関等の窓口において設置されておりますカードリーダーにかざして、あと顔認証によって本人確認をして、医療資格の確認ができるものとなっております。保険証の提示はしなくていいことになりますので、コロナ禍においても人との接触が避けられる、また、万が一紛失等の心配もあるところではございますが、ICチップの中に記載されているものにつきましては暗号化されております。また、そこにICチップの中に様々な個人情報みたいなものは書き込まれておりませんので、その点では心配がないものと考えております。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) ほかにございませんか。     〔発言する者なし〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第22号は、社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第23号 大町市工場等誘致振興条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。産業観光部長。     〔産業観光部長(駒澤 晃君)登壇〕 ◎産業観光部長(駒澤晃君) ただいま議題となりました議案第23号 大町市工場等誘致振興条例の一部を改正する条例制定について、提案理由を御説明申し上げます。 お手元に配付の議案第23号説明資料、新旧対照表を併せて御覧ください。 令和2年12月定例会市議会全員協議会におきまして御説明いたしましたが、今回の改正は、用地取得価格及び投下固定資産総額に対する助成において、新設、移設、増設の1回ごとの助成に対する限度額としており、1社当たりの累計限度額については規定がなく、設備の増設と新規雇用者の要件が整えば、何回でも申請が可能となっているため、累計限度額を設定する改正が主な内容でございます。 新旧対照表、1ページを御覧ください。 第2条第6号では、助成の対象となる地域等を定めておりますが、現行では対象となる地域を並列表現で記載しておりましたが、それをアからオまでに分かりやすく記載するものであります。 また、イの農村地域への産業の導入の促進等に関する法律は、法律の名称の変更に伴い改正するものであります。 2ページをお願いいたします。 第3条では、優遇措置を定めておりますが、第3項にただし書を加え、工場等設置事業の助成において、同一の者に対する助成金の交付額は4億円を限度とするものであります。 3ページをお願いいたします。 別表の工場等設置事業のただし書を、法律名称の改正に伴い、農村地域工業等導入地区を産業導入地区に改正するものであります。 附則には、条例の施行日を令和3年4月1日から施行するとし、改正前の条例第3条の規定による助成金の交付を受けている者は、改正後の条例第3条第3項ただし書に規定する交付限度額の適用を受けるものとしております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第23号は、総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第24号 大町市都市公園条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) 議案第24号 大町市都市公園条例の一部を改正する条例制定について、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の改正は、大きく2点でございます。 1点目は、都市公園の使用許可制度の規定を見直すもので、国からは、コロナ禍の中で公園等のオープンスペースの活用について検討するよう求めておりますことから、都市公園内での物品販売等に対する許可の見直しを行い、公園を利用しやすくすることで、市街地の活性化、駅周辺のにぎわいの創出などを見込み、規定を改めるものでございます。 2点目は、公園の適正管理のため、都市公園法の規定に合わせ、工作物などの保管手続等について新たに規定し、その他用語の整理及び法等の引用条項の整理をするものでございます。 それでは、条例改正の主な内容について御説明しますので、お手元の議案第24号説明資料、新旧対照表を御覧ください。 1ページ、第2表の2については政令と同じに表記を改め、2ページをお願いいたします。第3条については法に合わせ字句の表記を改め、下段の第7条については法の引用条文を改めるものでございます。 3ページを御覧ください。 第10条については条文を整理し、第11条第1項第2号は、許可の取消要件となる許可に付した条件に違反しているものを政令に合わせ新たに追加し、第2号を第3号に改めるものでございます。 第11条の2から第11条の6については、条例で規定することとしている法の規定に基づき、新たに定めるものでございます。 3ページ下段の第11条の2については、あらかじめ許可を受けた工作物等を除却し、保管した場合の公示事項について規定するものでございます。 4ページの第11条の3については公示の方法について、第11条の4については、公示をした日から一定期間を経過し、当該工作物等を売却する場合の価額の評価等について規定するものでございます。 第11条の5については、売却する場合の手続について規定し、5ページの第11条の6については、工作物等を返還する場合の手続について規定するものでございます。 第13条については法の引用条項を改め、最下段の第14条については占用許可を行為等の許可に改めるものでございます。 6ページを御覧ください。 第18条は、法の引用条項及び用語を整理するものでございます。 次に、別表について御説明申し上げます。 別表の使用料1の表、第3条第1項の規定による行為の場合の表について、従来第1号に掲げる物品の販売等の行為については、公園内を移動して行うか一定の位置で行うかにより使用料の算定方法が分かれておりました。改正後は、1日1件580円を一律徴収することとし、工作物等を設け占用する場合は、7ページ下段の別表3第8条の規定による占用の場合の金額を別途徴収することとするものでございます。 7ページの第2表の2の表及び3の表、右の摘要の欄を削除し、最下段の備考に1平米未満や端数の場合の考え方について新たに明文化するものでございます。 なお、本条例の施行日は令和3年4月1日とし、改正後の使用料につきましては、同日以後の都市公園の使用に係る使用料について適用することとなります。 以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第24号は、総務産業委員会に付託いたします。 ここで昼食のため、午後1時まで休憩といたします。 △休憩 午前11時58分 △再開 午後1時00分 ○議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第6の議事を継続いたします。 議案第25号 令和2年度大町市一般会計補正予算(第16号)を議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎総務部長(竹村静哉君) ただいま議題となりました議案第25号 令和2年度大町市一般会計補正予算(第16号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、国の追加補正などによる新年度予定事業の前倒し実施や、ふるさと寄附金の増、年度末に向けた各事業費の確定による計数整理が主な内容となっております。 1ページを御覧ください。 第1条予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ7,565万2,000円を追加し、総額を208億9,164万2,000円とするものでございます。 第2条から第4条につきましては、6ページ、7ページを御覧ください。 第2表繰越明許費補正は、それぞれ進捗状況により年度内の完了及び支出が困難な見通しとなった11事業に加え、国庫補助金の内示等により前倒して着手する3事業、合わせて14事業につきまして翌年度への繰越しをお願いするものでございます。 繰越明許の事由等につきましては、お手元の議案第25号説明資料を御覧ください。 次に、第3表債務負担行為補正は、工場等誘致振興条例に基づく助成金につきまして、事業完了の時期が延期となったことなどから、期間の延長をお願いするものでございます。 第4表地方債補正につきましては、事業費の確定及び事業の前倒し実施に伴い、起債借入限度額を補正するものであります。 12ページを御覧ください。 歳入について御説明申し上げます。 款1市税は、4,430万9,000円の減で、主にコロナ禍の影響による法人市民税の減収を見込んでおります。 款15国庫支出金5,702万7,000円の増のうち主なものは、14ページ中段の項2目2総務費国庫補助金の節8新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金4,800万円と、前倒して行う八坂小学校、美麻小中学校のトイレ洋式化事業に対する、目10教育費国庫補助金1,074万2,000円でございます。 款16県支出金4,458万5,000円の増のうち主なものは、16ページになりますが、項2目6農林水産業費県補助金の節31担い手確保・経営強化支援事業補助金5,262万7,000円で、民間事業者が行う設備投資に対する市補助金の財源となってございます。 18ページをお願いします。 款18項1目1総務費寄附金の節1ふるさと寄附金5,700万円の増は、コロナ禍における巣ごもり需要等により寄附金が大幅に増額となったものであります。 20ページをお願いします。 款22市債につきましては、八坂定住促進住宅建設工事、ごみ処理広域化推進事業負担金の確定のほか、前倒して着手する八坂小学校、美麻小中学校トイレ洋式化工事に活用する学校施設整備事業債の追加でございます。 続いて、歳出について御説明いたします。 22ページを御覧ください。 款2項1総務管理費7,249万円の増のうち主なものは、目3企画費のふるさと応援団事業における寄附金増額に伴う返礼品と積立金の増額によるものであります。 24ページ中段をお願いします。 款3民生費4,423万8,000円の減のうち主なものは、項1目2障害者福祉費で、次の26ページになりますが、障害者自立支援給付事業における生活介護給付費などの減額、目3高齢者福祉費の高齢者福祉事業費におきまして、新型コロナ対策として事業化いたしました高齢者外出支援タクシーの利用料の確定等による減額でございます。 28ページを御覧ください。 款4衛生費1,876万2,000円の減は、項2目2廃棄物処理費で、北アルプス広域連合負担金の確定による減額が主な要因となっております。 30ページを御覧ください。 款6項1目3農業振興費の農業推進支援センター事業5,262万7,000円の増は、歳入でも申し上げましたが、民間事業者が行う設備投資に対する補助金で、全額県費で措置されます。 32ページをお願いします。 款7項1目1商業振興費の中小企業支援事業4,000万円の増は、本定例会に上程しております中小企業振興基金に積立てを行うものでございます。 款8項2目2道路維持費の道路維持管理事業では、社会資本整備総合交付金事業の前倒しにより舗装修繕工事2,500万円を計上しております。 34ページ下段を御覧ください。 款10項2目1小学校管理費の小学校施設営繕費3,384万2,000円の増は、これも前倒しで行います八坂小学校、美麻小中学校におけるトイレ洋式化の工事費となってございます。 38ページ以降は、給与費明細書となっております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 担当委員会の案件ですけれども、市長の見解を伺いたいので質問します。 6ページ、繰越明許費補正等上がっていますけれども、例年に比べて非常に件数が多いように思うんですが、この原因というのはどこにあるのか説明ください。 ○議長(中牧盛登君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(田中久登君) 質問にお答えいたします。 繰越明許費の補正、今回たくさん計上してございます。例年より多い理由でございますが、まず1点目として、コロナ禍の影響によりましてそれぞれの事業の進捗において、例えば用地交渉ですとか、そういったものに時間を要したということにより、年度内に工事が終わらないために繰越明許費を起こすというものが1点でございます。 もう一つの要因としましては、これもコロナ禍の影響になろうかと思いますが、国の3次補正ですとか、そのほかの国の補助金の新たに交付が決定した事業ということで、当初3年度に予定しておりました事業を前倒して実施するものがあります。そうしたことから、例年よりも繰越明許費の補正が多いという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 工場誘致関係の補助金の増加とか、そういったものが、こういった本来の事業に影響を与えて繰越しになっているというような要因はないんでしょうか。その辺、市長の見解だけ伺っておきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(田中久登君) お答えいたします。 今回の、先ほども答弁申し上げましたように、繰越明許の主な理由としましては、とてもイレギュラーな、コロナ禍の影響によって事業の進捗に影響が出たというものが主な要因でありますので、御理解をいただきたいというように思います。ほかに要因はございません。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) ほかにございますか。     〔発言する者なし〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第25号は、各常任委員会に付託いたします。 次に、議案第26号 令和2年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(曽根原耕平君)登壇〕 ◎民生部長(曽根原耕平君) ただいま議題となりました議案第26号 令和2年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 1ページを御覧ください。 第1条予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ2,532万9,000円を追加し、総額をそれぞれ30億4,425万2,000円とするものであります。 第2項事業勘定の第1表歳入歳出予算補正並びに事項別明細書の総括につきましては、説明を省略させていただきます。 8ページを御覧ください。 事業勘定の歳入ですが、款5項1財産運用収入27万7,000円の増額は、基金積立金利子でございます。 款8項4目3雑入2,505万2,000円の増は、令和2年度保険給付費の確定によるものでございます。 次に、歳出でございますが、10ページを御覧ください。 款7項1基金積立金27万8,000円の増は、基金積立金の利子分でございます。 款9項1目3償還金2,558万1,000円の増は、令和元年度保険給付費等交付金、普通交付金の精算による返還金でございます。計数整理のため予備費を53万円減額いたします。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第26号は、社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第27号 令和2年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第27号 令和2年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、事務事業の完了見込みに伴う歳入歳出の減額と繰越明許費が主なものでございます。 1ページを御覧ください。 第1条予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ500万円を減額し、総額を2億1,055万3,000円とするものでございます。 第2条繰越明許費については、4ページを御覧ください。 第2表繰越明許費は、水道本管工事において近接で行われている他の工事との工程調整及び道路管理者との設計調整に時間を要したことによるものでございます。 8ページを御覧ください。 歳入ですが、款3項1目1繰入金は、事業完了見込みにより一般会計からの繰入金を500万円減額するものでございます。 10ページを御覧ください。 歳出ですが、款2項1目1建設改良費の節12委託料につきましては、年度末での事業完了見込みにより500万円を減額するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第27号は、総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第28号 令和2年度大町市水道事業会計補正予算(第3号)を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第28号 令和2年度大町市水道事業会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、時間外手当の不足による補正と、人事異動及び退職者の確定に伴う退職給付金の補正でございます。 第2条収益的支出の補正では、第1款水道事業費用を165万5,000円増額し、合計を4億7,091万3,000円とするものでございます。 補正内容につきまして、2ページ、実施計画を御覧ください。 収益的支出では、款1項1目5総係費の節2手当を27万円、節7退職給付金を138万5,000円、それぞれ増額するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第28号は、総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第29号 令和2年度大町市温泉引湯事業会計補正予算(第2号)を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第29号 令和2年度大町市温泉引湯事業会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、事業の決算見込みにより、消費税の納付額の増加が見込まれることによる消費税及び地方消費税の補正でございます。 1ページ、第2条収益的支出の補正では、第1款温泉引湯事業費用を15万円増額し、合計を6,426万3,000円とするものでございます。 2ページを御覧ください。 補正内容につきまして、実施計画(第2号)で御説明申し上げます。 収益的支出のうち、款1項2目2の消費税及び地方消費税15万円の増は、動力費等の支出見込額の減少に伴う消費税の納付額の増加によるものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第29号は、総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第30号 令和2年度大町市公共下水道事業会計補正予算(第2号)を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第30号 令和2年度大町市公共下水道事業会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、退職者の確定による退職給付金の補正、事業の決算見込みによる消費税の補正及び国の交付金事業の追加配分に伴う事業費の補正でございます。 1ページを御覧ください。 第2条業務の予定量の補正につきましては、4建設改良事業費を補正後1億6,422万7,000円とするものでございます。 第3条収益的支出の補正では、第1款下水道事業費用を987万3,000円増額し、合計を10億2,615万2,000円とするものでございます。 第4条資本的収入及び支出の補正では、収入では、第1款資本的収入を120万円増額し、合計を4億899万8,000円とし、支出では、第1款資本的支出を483万4,000円増額し、合計8億2,646万7,000円とするものでございます。 3ページを御覧ください。 補正内容につきまして、実施計画(第2号)で御説明申し上げます。 収益的支出のうち、款1項1目1総係費の節7退職給付金487万3,000円の増は、人事異動及び退職者の確定により退職給付金を増額するものでございます。 項2目3節1消費税の500万円の増は、事業の決算見込みにより消費税の納付額の増加が見込まれるものでございます。 資本的収入のうち、款1項4目1国庫補助金は、雨水管渠整備事業に関わる国の交付金の追加配分により、翌年度事業を前倒しして実施する舗装復旧工事の財源とする収入予算を120万円増額するものでございます。 資本的支出の款1項1目3雨水排水施設建設改良費は、雨水管渠整備における負担金不足額を483万4,000円増額するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第30号は、総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第31号 令和2年度大町市病院事業会計補正予算(第5号)を議題として、提案理由の説明を求めます。病院事務長。     〔病院事務長(川上晴夫君)登壇〕 ◎病院事務長(川上晴夫君) ただいま議題となりました議案第31号 令和2年度大町市病院事業会計補正予算(第5号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、新型コロナウイルス感染症患者等の増加に対応するための各種手当の増額などが主なものでございます。 第2条の収益的支出の補正は、第1款病院事業費用を1,419万9,000円増額し、合計を47億9,910万6,000円とするものでございます。 2ページの補正予算実施計画を御覧ください。 収益的支出の款1項1目1給与費の増の主なものは、手当につきましては、感染症病棟などに勤務する職員の特殊勤務手当や時間外勤務手当など929万9,000円の増でございます。 報酬につきましては、会計年度任用職員の看護師等をコロナ対応で手薄になった部署への補充のため配置したことなどにより、370万円を増額いたします。 3ページからの給与費明細書につきましては、後ほど御覧いただきたいと存じます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第31号は、社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第32号 令和3年度大町市一般会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。 最初に、歳入全般について説明を求めます。副市長。     〔副市長(矢花久則君)登壇〕 ◎副市長(矢花久則君) ただいま議題となりました議案第32号 令和3年度大町市一般会計予算につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 初めに、私からは歳入全般について御説明申し上げます。 今回の予算における歳入歳出の積算根拠等につきましては、予算説明資料としてあらかじめお配りしておりますことから、説明に当たりましては、それぞれの主要項目や新規事業など要点を絞った説明とさせていただきたいと存じます。 初めに、令和3年度大町市一般会計予算書の1ページを御覧ください。 第1条は、歳入歳出それぞれ170億3,300万円とするものであり、予算規模は前年度に比べまして3億5,500万円、率にして2.1%の増でございます。 第1条第2項の第1表歳入歳出予算は、予算書の2ページから7ページに記載してございます。 次に、第2条の債務負担行為、第3条の地方債につきましては、予算書の8ページに記載しております。お手元の議案説明資料と併せて御覧ください。 主なものについて御説明申し上げます。 まず、債務負担行為でございます。 都市計画マスタープランの改定につきましては、現在策定を進めております立地適正化計画及び緑の基本計画を包括し、整合性、連続性を持たせるために令和3年度から2か年にわたる業務とするよう設定するものでございます。 次に、地方債でございます。 臨時財政対策債6億6,682万1,000円のほか、美麻定住促進住宅建設事業では5,770万円、中段に記載のごみ処理広域化推進事業では1億7,300万円など、事業につきまして過疎債、合併特例債等を活用することとし、総額11億4,522万1,000円の限度額を設定しております。 次に、9ページからの歳入歳出予算事項別明細書のうち、歳入について御説明いたします。 別冊の令和3年度当初予算歳入歳出予算説明資料の歳入の1ページを御覧いただきたいと存じます。 款1市税の合計は39億6,235万9,000円、前年比5.3%減で、6年ぶりに40億円を下回る見通しでございます。コロナ禍により企業収益の減収が見込まれますことから、項1市民税では、個人・法人、合わせて1億4,685万2,000円の減、2ページに記載の項2目1固定資産税では、評価替えの影響と事業収入が減少した中小企業支援のための課税標準の特例軽減措置により、現年課税分では8,802万円の減、その一方で、令和2年度分の課税を猶予していることに伴う滞納繰越分は増額を見込んでおりますことから、総額では5,333万1,000円の減としております。 続きまして、4ページを御覧ください。 市税以外の主な内容についてでございます。 款2地方譲与税から款9環境性能割交付金までは、直近の決算状況と地方財政計画から推計し、全ての費目で減収を見込んでおります。 款10地方特例交付金は、税制改正等によります地方の減収分を補填する交付金でありますが、3年度分では、先ほど御説明申し上げましたように、固定資産税における特例軽減措置による減収分が特例交付金で全額措置されますことから、他の項目と合わせ4,928万円の増の6,550万円を見込んでいるところでございます。 款11地方交付税は、普通交付税において、市税等の大幅な減収による基準財政収入額の減額に加え、子育て支援施策や高齢者対策など社会保障関係経費の増額等に対応するため、地方財政計画で増額確保され、基準財政需要額に算入されております。これにより、地方交付税は合併の優遇措置である合併算定替えが終了しますものの、0.7%増の55億2,247万4,000円を見込んでおります。 次に、5ページ中段を御覧ください。 款14使用料及び手数料は、1.9%の減の2億7,555万4,000円としており、減額の主な要因は、項1目2民生費の使用料で、保育所使用料の実績見込みから算定したものでございます。 続きまして、7ページ中段を御覧ください。 款15国庫支出金は、全体では12億5,144万2,000円、前年比1,300万6,000円の減でございます。 このうち増額の主なものは、款1目3民生費国庫負担金、節1障害者福祉費負担金で、障害児通所支援給付費等の扶助費の増額により1,260万9,000円増の3億8,066万4,000円、8ページの節6施設型給付費負担金では、幼児教育・保育無償化による歳出予算での負担金の増分の約2分の1、1,900万8,000円増の1億4,113万6,000円を見込んでおります。 一方、減額の主なものとしましては、8ページ中段となります節3生活保護費負担金が1,162万5,000円減の2億848万5,000円、また、10ページに記載されております項2目8土木費のうち節2社会資本整備総合交付金につきましては、国庫補助金の道路橋梁施設や市営住宅等において3年度に予定しておりました一部の工事を2年度に前倒ししたことにより、550万3,000円減の1億1,528万2,000円としております。 次に、11ページを御覧ください。 款16県支出金は、11億285万3,000円、前年比1億846万9,000円の増でございます。増額の主なものは、12ページ最上段となります目3節4の施設型給付費負担金の8,170万1,000円、おめくりいただきまして、14ページ最下段となります目6節27の産地パワーアップ事業補助金の8,650万円、おめくりいただきまして、15ページ、項3目2の県委託金総務費では、参議院、衆議院の2つの国政選挙費の委託金、合わせて4,127万5,000円などがございます。 続きまして、16ページ下段をお願いいたします。 款19繰入金は、前年比14%、1億8,981万9,000円減の11億6,685万8,000円を見込んでおります。主なものといたしましては、施設整備の財源として、北アルプス山麓仁科の里整備基金から1億5,000万円、ふるさと寄附金を原資としますふるさと応援基金から寄附の目的に応じた事業に充当するため1億2,000万円、一般財源の不足を補う財政調整基金からは前年比2,000万円減の7億7,000万円を繰り入れることとしております。 17ページをお願いいたします。 款21諸収入では、款全体で前年比17.9%増の13億5,344万5,000円で、主なものは、項3目1節1預託金元金収入が、新型コロナ対策として市制度資金の貸付け枠を大幅に増額するため、金融機関に原資となる預託金を2億5,000万円増額しましたことから、元金収入も増額となり7億5,000万1,000円、18ページの上段となります項4目1節3介護予防事業に対する受託金、地域支援事業費受託事業費収入は9,683万6,000円、目3節1上下水道等舗装復旧受託事業収入1,100万円でございます。 最下段に記載してございます項5目5雑入では、節2総務費雑入におけるNHK受信料団体納付預り金や広域連合派遣職員などの人件費、節9消防費雑入の消防団員退職報償基金支出金、節10教育費雑入の学校給食費が主な内容でございます。 続きまして、19ページを御覧ください。 款22市債は、款全体で前年比59.7%増の11億4,522万1,000円としてございます。主なものは、地方財政計画における財源不足として臨時財政対策債を6億6,682万1,000円、美麻地区での定住促進住宅建設や簡易水道などの事業に活用する財源として過疎対策事業債が1億5,440万円、中段にございます北アルプス広域連合が行う白馬リサイクルプラザ建設関連事業の負担金に活用する合併特例債が1億7,300万円、借馬団地の機械設備改修工事の財源としまして公営住宅整備事業債が4,250万円としております。 以上、一般会計予算の歳入の主な部分について御説明を申し上げました。 歳出につきましては、それぞれの担当部長から説明を申し上げますので、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 次に、歳出について説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎総務部長(竹村静哉君) それでは、歳出につきましては、予算説明資料を用いて各担当部長から順次説明させていただきます。 私からは、総務部、選挙管理委員会及び両支所のうち、総務部所管事業について御説明いたします。 まず、庶務課、3ページ中段を御覧ください。 人事管理一般経費では、会計年度任用職員の通勤手当として、節8旅費に250人分を一括して計上してございます。 4ページになりますが、節27繰出金に、大町病院経営健全化協力金として、理事者給与及び部課長の管理職手当減額分324万円を計上しております。 6ページでは、最上段の節17備品購入費で、新たに公用車3台の購入を予定しております。 続きまして、企画財政課、1ページを御覧ください。 企画調整一般経費では、節12委託料において国際芸術祭の効果分析調査を、節18負担金補助及び交付金では、「みずのわプロジェクト」への負担金を計上しております。 2ページになりますが、ふるさと応援団事業では、節24積立金で1,750件の寄附を見込んでおります。 4ページ中段になりますが、庁舎管理費の節14工事請負費では、本庁舎1階の冷暖房設備の改修工事を予定しております。 5ページ下段になりますが、病院事業運営費では、繰出金として8億8,000万円を計上しております。 続きまして、まちづくり交流課、2ページ上段を御覧ください。 定住促進事業では、節7報償費に、新規事業として信濃大町ワーキングホリデー事業を計画しております。 5ページを御覧ください。 芸術文化振興事業、節18負担金補助及び交付金では、国際芸術祭開催のための実行委員会負担金を計上しております。 続いて、消防防災課の5ページ上段を御覧ください。 防災対策一般経費では、節17備品購入費に、民生児童委員の皆さんに貸与する戸別受信機の購入を計画しております。 6ページ下段を御覧ください。 防災施設整備事業の節14工事請負費では、本庁統制局から鷹狩山中継局へ送信している多重波無線装置の更新を予定しております。 続いて、情報交通課、1ページを御覧ください。 広聴広報事業には、3年に一度作成しております市勢要覧と暮らしのガイドブックの作成委託料を計上いたしました。 3ページ最下段になりますが、電子自治体構築事業の節13使用料及び賃借料では、緊急情報メール配信システムの更新を予定してございます。 続きまして、八坂支所、3ページ中段をお願いいたします。 明日香荘管理運営費では、明日香荘の指定管理料を計上しております。 次に、美麻支所の2ページを御覧ください。 美麻地域振興事業では、新たに市民農園を活用したワーキングホリデー事業を計画しております。 3ページ中段になりますが、美麻定住促進事業では、二重地区に定住促進住宅3棟の建設を予定しております。 私からは以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 民生部長。     〔民生部長(曽根原耕平君)登壇〕 ◎民生部長(曽根原耕平君) 私からは、民生部所管事業につきまして順次御説明を申し上げます。 市民課の1ページを御覧ください。 款2項1目6交通安全対策費では、運転免許証を自主返納された方への支援として、市民バスふれあい号の回数乗車券を交付しておりますが、新たにタクシーの回数乗車券を加え、いずれかを選択していただけるよう見直し、タクシー回数乗車券を交付するための費用を計上しております。 8ページを御覧ください。 款4項1目1保健総務費の後期高齢者健診事業1,617万6,000円の主なものは、後期高齢者健診や人間ドックへの助成のほか、国が進める高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施に関わる栄養士または在宅保健師の報酬でございます。 11ページを御覧ください。 目3母子保健費の母子保健事業では、12ページになりますが、産後ケア事業の実施に関わる費用のほか、不妊治療助成金、大町病院の産科休止に伴う出産支援のための松本地域出産・子育て安心ネットワーク協議会への参加負担金を計上してございます。 次に、生活環境課の5ページを御覧ください。 款4項2目2廃棄物処理費、北アルプス広域連合負担金4億4,329万7,000円、これにつきましては、ごみ処理広域化推進事業負担金、廃棄物処理事業負担金が主なものでございます。 8ページを御覧ください。 項3目1環境保全費の環境調査事業1,297万7,000円は、臭気などの環境測定費用が主なものでございます。 次に、福祉課の3ページを御覧ください。 款3項1目2障害者福祉費の障害者福祉一般経費290万9,000円は、障害者優先調達法に基づく障害者就労施設からの物品等の調達や労務に関わる費用が主なものでございます。 8ページを御覧ください。 目3高齢者福祉費の北アルプス広域連合負担金4億6,347万2,000円は、介護保険事業に関わる負担金でございます。 13ページを御覧ください。 目7地域支援事業費の地域自立生活支援事業2,868万5,000円は、各地区における地域支え合い活動を実践する生活支援コーディネーター業務や配食サービス等の委託料が主なものでございます。 次に、子育て支援課の2ページを御覧ください。 款3項2目1児童福祉総務費の幼稚園・認定こども園運営支援事業3億2,333万7,000円は、市内3つの私立幼稚園、認定こども園に対し、国が定めた公定価格に基づき支給する施設型給付費が主なものでございます。 下段の児童福祉扶助費1億9,536万9,000円は、次の3ページになりますが、障害児の通所支援給付費及び児童扶養手当給付費が主なものでございます。 8ページを御覧ください。 目3保育所費、保育所管理運営事業2億5,162万円は、保育士や給食調理員等、会計年度任用職員の報酬のほか、施設維持のための光熱水費、賄材料費など保育所運営に関わる経費が主なものでございます。 なお、新年度の保育園の園児数につきましては、全体で400人程度、このうち3歳未満児は130人程度を見込んでいるところでございます。 私からは以上でございます。
    ○議長(中牧盛登君) 産業観光部長。     〔産業観光部長(駒澤 晃君)登壇〕 ◎産業観光部長(駒澤晃君) 私からは、歳出のうち、産業観光部が所管します主なものについて御説明をさせていただきます。 予算説明資料を御覧ください。 商工労政課、産業立地戦略室の1ページ、款5項1目1労働諸費一般経費では、国の委託事業として3年目となります生涯現役促進地域連携協議会への負担金を計上しております。 2ページの上段を御覧ください。 創業支援事業では、主に創業支援協議会への負担金のほか、市内で新たに起業する個人を支援する起業支援補助金を5名分計上しております。 中小企業支援事業では、本年度創設いたしました新型コロナウイルス感染症対策特別資金に係る制度融資資金利子補給金並びに市制度資金原資預託金を増額し、計上いたしております。 3ページを御覧ください。 款7項1目1ブランド振興事業では、引き続き、市が誇る豊富で清冽な水と自然で育まれた当市の農産物及び加工品の特産品の販路の拡大並びにプロモーションを図るための所要の経費を計上しております。 5ページを御覧ください。 官民連携まちなか再生推進事業では、本年度に引き続き、民間主体のエリアプラットフォームの構築を進めるとともに、まちづくりの共通の目標となる未来ビジョン策定に向けた所要額を計上しております。 6ページ下段を御覧ください。 工場等誘致振興助成事業では、節18負担金補助及び交付金に、新たな投資資産並びに過去の投資資産に対する固定資産税相当額を計上いたしております。 続きまして、観光課、1ページを御覧ください。 款7項1目3の観光誘客宣伝事業では、節18負担金補助及び交付金のうち、市プロモーション委員会負担金では、新型コロナウイルス感染症の影響により誘客活動が制限を受けるなどから減額しておりますとともに、市インバウンド推進協議会を統合し、所要の額を計上いたしております。 2ページを御覧ください。 観光資源活用事業では、爺ガ岳スキー場が通年事業を予定しておりますことから、節14工事請負費に公衆トイレの改修に係る経費を計上しております。 3ページを御覧ください。 仁科三湖振興事業では、以前より要望がありました海ノ口キャンプ場公衆トイレを令和4年度に建設するための実施設計業務並びに特設配水管布設工事に係る経費を計上いたしております。 5ページを御覧ください。 着地観光充実事業の節18負担金補助及び交付金では、大町市観光協会負担金2,600万円を計上しております。 続きまして、農林水産課、農業委員会の2ページ下段を御覧ください。 款6項1目3農業振興費の農業マーケティング事業では、引き続き農産物等の海外販路拡大に向け、本年度設立いたしました市農産物等輸出協議会への負担金を計上しました。 4ページ中段を御覧ください。 農業推進支援センター事業では、節18負担金補助及び交付金のうち、常盤地区の農業法人による米の乾燥施設の建設の補助として、産地パワーアップ事業補助金8,650万円を計上いたしております。 次に、6ページ中段を御覧ください。 有害鳥獣対策強化事業では、有害鳥獣駆除員1名分の報酬のほか、市有害鳥獣被害防止対策協議会に対し、GPS首輪発信機及び基地局台、大型捕獲おり購入費としての所要の経費を計上いたしております。 8ページ下段を御覧ください。 森林環境譲与税事業では、北アルプス連携自立圏事業として、今後の本格的な森林管理制度の周知に向けた5市町村共通の周知用パンフレットの作成費や、令和3年度に交付される森林環境譲与税を全額基金に積み立てするよう計上しております。 私からは以上であります。 ○議長(中牧盛登君) 建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) 私からは、建設水道部所管事業につきまして御説明申し上げます。 予算説明資料、建設課、2ページを御覧ください。 款6項2目1農地費、農業用施設管理事業では、農業用施設の更新や維持管理に取り組み、圃場整備に関わる事業計画書作成などの委託料や、久保・冬水堰廃止工や越荒沢堰等の農業用排水路の工事などを計上しております。 次に、7ページを御覧ください。 款8項2目2道路維持費、道路維持管理事業につきましては、工事請負費として国の交付金事業を活用し、橋梁長寿命化修繕工事やトンネル長寿命化工事、市道木崎野口泉線ほかの舗装修繕工事費、また、下段の交通安全施設整備事業では、生活道路や通学路における安全確保を図るため、8ページの上段になりますが、市道春午子柿ノ木線ほかの歩道設置の工事費などを計上しております。 9ページを御覧ください。 中段の目4雪害対策費、雪害対策事業につきましては、幹線道路や生活道路等の除雪・排雪等により冬季の安全・安心な交通確保に取り組み、10ページ上段の備品購入費では、国の交付金事業などを活用し、除雪ドーザーなどを購入して除雪作業の効率化を図ります。 次に、11ページ下段を御覧ください。 項4目2都市計画事業費、コンパクトシティ形成事業につきましては、本年度より持続可能な都市構造への転換に向けた包括的なマスタープランと位置づける立地適正化計画の作成に着手して進めておりますが、令和3年度では、まちづくりの方針検討をはじめ、様々な検討を行い、年度内に計画作成を行います。 次に、13ページを御覧ください。 目3公園費、まちなかの緑地整備事業につきましては、全国都市緑化フェアを契機として、市街地において緑地の整備に関心を持つ民間団体が芽生えてきていることから、中心市街地の空き地などを公園的な空間へ整備する支援や、園芸等の専門講師によるワークショップなどを開催する費用でございます。 14ページ中段を御覧ください。 目4建築費、安心・安全リフォーム支援事業につきましては、本年度に引き続き、住宅性能や機能の向上とともに、防災・減災につながる外構工事等を含めたリフォーム工事に対して、経費の一部について補助するものでございます。 下段の宅地耐震化推進事業では、大規模な盛土を行った造成地について変動予測調査を行うものです。 15ページ中段になります。 項5目1住宅管理費は、市営住宅等整備計画に基づき、借馬団地機械設備改修工事第1期と、館の内団地の外部塗装の工事費を計上し、住環境の改善を図ります。 続きまして、上下水道課を御覧ください。 1ページの款4項2目1清掃総務費のうち、合併処理浄化槽設置推進事業について主なものは、生活排水の個別処理区域内での更新を含む合併処理浄化槽45基分に対する補助及び既に設置されている1,700基分の管理事業補助金を計上し、環境改善に努めてまいります。 2ページを御覧ください。 款7項1目4温泉管理費、温泉供給事業について主なものは、計画的に進めている温泉郷内における老朽化した温泉配湯管布設替え、約210メートルの工事費などを計上し、温泉の安定供給に努めてまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 教育次長。     〔教育次長(竹内紀雄君)登壇〕 ◎教育次長(竹内紀雄君) 私からは、教育委員会が所管します予算の主なものについて御説明申し上げます。 学校教育課の1ページを御覧ください。 中段の事務局一般経費中、節7報償費には、今後見込まれます学校の再編について様々な準備を行うために置く学校再編準備委員会委員の報償を計上しております。 ページを進め、3ページをお願いいたします。 コミュニティスクール推進事業では、保護者や地域の皆さんが連携・協働して子どもたちを育む仕組みであるコミュニティ・スクールを推進するため、学校運営協議会委員報酬ほか、必要な経費を計上いたしました。 同じページ下段、GIGAスクール事業では、昨年10月までに整備を完了いたしました児童・生徒1人1台の情報端末をインターネットに接続するための通信料1,622万4,000円を計上してございます。 5ページをお願いいたします。 5ページ下段から小学校教育振興一般経費では、節1報酬に、学校医及び各校の図書館司書、心の教室相談員、教育支援員等の報酬を、6ページ、節13使用料及び賃借料には、教育コンピューターリース料等で2,191万6,000円を計上しています。 6ページ下段、小学校教育振興扶助費では、経済的な理由によって就学に困難を来すことのないよう実施いたします就学援助に関わる経費と、特別支援教育就学奨励費が主なもので、目3の中学校費においても同様の予算を計上してございます。 9ページ下段をお願いいたします。 中学校教育振興一般経費では、節1報酬に、外国人英語指導助手のほか、中間教室指導員、中高連携専門員に係る経費を計上し、教育活動の充実を図ってまいります。 次に、生涯学習課の5ページ上段を御覧いただきたいと思います。 生涯学習推進事業では、現行の第4次生涯学習推進プランが改定時期を迎えるため、節1に策定委員の報酬を計上いたしました。新しいプランでは、社会教育計画との一本化を図るとともに、SDGsの視点を取り入れ、多様化する社会に対応した計画の策定をしてまいります。 7ページからは、目3公民館費がございます。市内6地区の公民館維持管理及び文化活動やスポーツ活動の各種講座などに係る経費をそれぞれ計上してございます。地域の特徴を生かした生涯学習活動の推進に努めてまいります。 施設整備の面では、11ページ上段をお願いいたします。 常盤公民館一般経費のうち、節14工事請負費に、学習室等にエアコンを設置する経費を計上し、学習環境の向上を図ってまいります。 ページを進め、20ページをお願いします。 20ページ下段からの文化会館公演事業では、文化会館が開館35周年を迎えることから、記念事業として行うコンサート等の公演開催経費を節12委託料に計上してございます。 続きまして、体育課の2ページを御覧ください。 体育大会運営事業は、スポーツ大会や行事の開催・運営に係る経費でございます。節18負担金には、大町アルプスマラソン大会の負担金をはじめ、各種大会の負担金を計上しております。 3ページを御覧ください。 スポーツ振興事業では、市民の皆さんが年齢や目的に応じ気軽に参加できるスポーツ教室の開催や、様々なアスリートを特別講師として招いて行う夢の教室の開催に係る経費を、また、スポーツ団体等への支援に係る経費を節18補助金に計上してございます。 次に、山岳博物館の3ページを御覧ください。 山岳博物館教育普及事業では、節7報償費、また、節13使用料及び賃借料等に、北アルプスの誕生とそこに息づく高山植物に焦点を当てた企画展や、山岳に生息する動物をテーマとした企画展に係る経費のほか、11月には、山岳博物館が創立70周年を迎えますことから、記念行事に係る経費を計上しております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。 日程第6の途中でありますが、ここで2時25分まで休憩といたします。 △休憩 午後2時10分 △再開 午後2時25分 ○議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第6の議事を継続いたします。 これより質疑に入ります。 最初に歳入全般について、次に歳出について款別に行い、最後に全般について御質疑を受けることといたします。 まず、歳入全般について御質疑はありませんか。43ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、歳出について質疑を行います。 款1議会費について御質疑はありませんか。44ページから45ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、款2総務費について御質疑はありませんか。46ページから79ページまでです。大厩富義議員。 ◆16番(大厩富義君) 八坂支所費のところの説明資料の3ページになるのかな、八坂支所の3ページ、委託料です。明日香荘の指定管理料が今年1,100万円ということになっていますけれども、これ300万円ぐらい増えているんですよ、昨年度比でね。その理由を、ちょっと説明お願いしたいですが。 ○議長(中牧盛登君) 八坂支所長。 ◎八坂支所長(牛越光夫君) ただいまの御質問にお答えいたします。 昨年12月の定例会で明日香荘の指定管理者を選定して、それに対して選定をしていただきました。その中で、今回明日香荘の指定管理料が300万円ほど増えているわけでございますが、今まで過去の3年間ずっと運営してきた中で、どうしても300万円ほど足らないということで、今回予算でございますが1,100万円計上させていただきました。今現在、計画について今度はゼロになりますので、計画書を3月いっぱいまでに提出していただくわけでございますが、その中で、今後年度協定を来年度に向けて進めていく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかにございますか。大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 担当委員会の案件ですけれども、市長の見解を伺いたいので、1点お伺いします。 総務部庶務課の1ページのところで、オリンピック観戦チケット代12万4,800円が計上されておりますけれども、この内訳は何なのか、誰が使用する予定なのか説明ください。 ○議長(中牧盛登君) 庶務課長。 ◎庶務課長(藤澤浩紀君) ただいまの御質問にお答えいたします。 計上いたしておりますチケットにつきましては、4試合分のチケットで、市長、議長、教育長の3名分を予定しております。現在、それぞれの科目に必要経費が計上されております。 以上であります。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) この件について、チケット代だけの支出を予定しているのか。かつてリオデジャネイロオリンピックのときには3名の計上があって、採決前日ですか、行政側から取下げがあったものですから、取下げの内容もよく分からないわけですが、あの際はなぜ取下げになったのか、その理由について市長から説明いただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 総務部長。 ◎総務部長(竹村静哉君) 私からお答えさせていただきます。 今回の3年度予算に計上しておりますチケット代でございますけれども、奥原希望選手が出場するバドミントンの競技について、先ほど庶務課長申し上げましたように、4試合分のチケット代のみを計上してございます。 前回、リオデジャネイロオリンピックの際の予算の提出の案件につきましては、当初、公費での負担をということで想定いたしましたが、社会情勢等を鑑みる中で、公費での負担がふさわしいのではないという判断をしたものですから、予算の修正をお願いしたというふうに記憶してございます。ただ、その後の世論等反応を確認いたしますと、当然大町市の知名度をかなり向上させる効果があった、そういった市の代表の方の試合に市を挙げて応援に行くのは当然の公務であるという判断をしたことから、新年度予算では公費でチケット代を計上したものでございます。 以上であります。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) リオのときも今回もですが、基本的には公費負担で行くのが望ましいのかどうか、これが問題になっているかと思います。これ、個人的資格で行かれるのは全然問題ないんですが、なぜ市長、副市長とか特定の人だけ、そういうポストの人だけが公費負担で行くのか、これが市民から問題になっていると思うんです。その点についての問題意識というのはなかったんでしょうか、市長。 ○議長(中牧盛登君) 市長。 ◎市長(牛越徹君) ただいま総務部長から大筋をお答えしたとおりでございますが、リオの場合には、ちょうど地球の裏側ということで、チケット代あるいは航空運賃など相当多額に上りました。そうしたことに鑑み、予算計上を当初は提案したんですけれども、取り下げたという経過がございます。 その後、新聞報道などでも、県内の他の市町村などからオリンピック選手が出場する場合に、例えば教育長が当該地方公共団体を代表して応援に行く、予算計上しているというようなことなども報道されたところでございます。その中で、様々な見解はあろうかと思いますが、市を代表して誰かが応援に行くということについては、まず社会通念上許されるべきことであって、それが誰かというのは、それにふさわしい人間を、公職にある者を派遣する、これ自身はそう大きな問題があるものではないと考えたところでございます。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) ほかにございますか。     〔発言する者なし〕 ○議長(中牧盛登君) 次に、款3民生費について御質疑はありませんか。80ページから105ページまでです。降旗達也議員。 ◆5番(降旗達也君) 民生費の中の障害者福祉一般経費の部分で、優先調達法による消耗品の部分と作業手数料ということで上がっておりますけれども、以前、私も質問で取り上げさせていただいて、予算をつけてほしいというような話をさせていただいて、今回予算化されているということで大変にありがたいと思う部分でありますけれども、そのときの、いいですか。 ○議長(中牧盛登君) 場所を教えてくれる。 ◆5番(降旗達也君) ごめんなさい。民生費の予算説明資料の3ページ……     〔「福祉課」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(降旗達也君) そう、ごめんなさい、民生部福祉課の3ページですね。 いいですか、すみません、失礼いたしました。私も、大変に予算化していただいてありがたく思っている部分でありますけれども、そのときの民生部長の御答弁の中で、予算をつけても調達できる物品というものが限られているというお話があったのと、例えば、庁内の清掃という部分、役務の部分で、仕事を出すにしても、ほかの民間業者が入っていて民業圧迫になる可能性があるというような話があって、そのときはそれで予算化はちょっと難しいだろうというような話になったかと思うんですけれども、今回、こういった形で予算がしっかりと計上されているということは、そういった団体の方と話合いをされて調達できる物品が、そういう当てがきちっと出てきて、また、役務のほうもきちんと出てきたから予算化したということなのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 福祉課長。 ◎福祉課長(渡辺卓也君) ただいまの御質問にお答え申し上げます。 ただいまの調達法に基づきます消耗品、また、手数料等につきましては、前回の御答弁ではそのようなお話だったと思いますが、私ども把握している中で、こういったものが消耗品として購入できるのではないかということ、また、労務としても、市の中のものではありますけれども、例えば落ち葉を拾っていただいたりとか、草刈りの補助をしていただいたりとかという作業ができる事業所というのがかなりございまして、予算化できるような形になったものでございます。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 降旗達也議員。 ◆5番(降旗達也君) 分かりました。事業所が多くありそうだと。恐らくしっかりとした話合いまでは進んでいないのかなというふうに思いますけれども、そのときの総務部長が、予算化の概念というものは必要性を認知した上で、発注できるとか購入できる物品とか仕事があって、本当にそういった要求があればそれなりに予算措置はしていくというような御答弁だったかと思いますけれども、今みたいにぼやーんとしたような形の流れで、こういった予算を措置していくというのは、それは問題がないのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 総務部長。 ◎総務部長(竹村静哉君) ただいまの予算措置に対する見解、見識ということでよろしいかと思います。私ども、予算編成に携わる者といたしましては、市の大切な予算、一円たりとも無駄に使うことは許されないという使命の下に仕事をしておるつもりでございます。 その中で、優先調達法に基づく調達、これについても市の行政機関として当然率先して取り組んでいかなければならない業務であるという認識の下に、ただいま福祉課長説明いたしましたように、個々の作業を明確にして、1回幾らでどこにということまでの積算はできておりませんが、新年度において、そういった優先調達ができる可能性が出てきたという内容に鑑みまして、大変申し訳ないんですが、予算の金額を御覧いただきますと、25万円、75万円という金額になってございます。金額優先で予算化したような形になっておりますけれども、可能性があるというところを判断いたしまして予算化したものというふうに御認識をいただきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかに民生費について御質疑ありますか。大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 大きく4点ほど質問したいと思います。 民生部市民課、3ページ、概要説明のほうですが、ここで節12委託料、コンビニ関係の業務委託料21万円ほど、個人番号カード交付関連業務の委任に係る負担金984万円ほどの計上がありますが、それぞれ業務委託先と金額の積算根拠について説明いただきたいと思います。 それから、民生部福祉課の2ページ、ここで旧かたくりの電気点検料とか計上がされていますが、旧かたくりというのは、今後、どのような使用方法を考えているのか説明いただきたいと思います。 それから、この下にあります新規事業で、要援護者台帳のシステム保守料と要援護者台帳のシステムリース料計上されていますが、それぞれ対象業者とそれぞれ金額の積算根拠について説明いただきたいと思います。 続きまして、民生部福祉課、10ページ、ここで地域包括支援センター一般経費が計上されております。現在地域包括支援センターは、3か所に分かれて事業が行われていますけれども、北部と南部は民間委託、八坂、美麻から中部については福祉課直轄という形になっております。こういう形態の在り方については、今後どのように考えているのか、説明いただきたいと思います。 続きまして、民生部福祉課、15ページ、ここで生活保護費の計上がされておりますけれども、生活保護費については現在国会でも扶養照会等が大きな問題になっております。扶養照会というのはどういうふうに実際には行われているのか、その目的等について及び実績等について説明をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 市民課長。 ◎市民課長(勝野律子君) それでは、ただいま御質問いただきました、私からはコンビニ交付の証明料の委託料と個人番号カードの交付関連事務に関わる負担金につきまして、算出根拠について御説明申し上げます。 まず、コンビニ交付証明書取扱業務委託料でございますが、こちらはマイナンバーカードを使って、住民票、印鑑証明、戸籍謄抄本等の証明に係る負担金でございます。1通につきまして単価が117円手数料が必要となっておりますが、こちらは事業を行っております地方公共団体情報システム機構のほうに支払われることになっております。 続きまして、個人番号カードの交付関連事務委任に係る負担金でございます。こちらにつきましては、マイナンバーカードの発行、郵送等に係る、また、コールセンターの開設に係る費用につきまして、先ほどと同様、地方公共団体情報システム機構のほうに委任をしておりますその負担金でございます。こちらの費用の算出根拠につきましては、一括、市町村人口割で負担金のほうが定められておりまして、こちらの金額につきましては、全額国庫から補助されるものとなっております。 私からは以上です。 ○議長(中牧盛登君) 福祉課長。 ◎福祉課長(渡辺卓也君) それでは、私から順次御質問にお答えさせていただきます。 初めに、旧かたくりの今後につきましてでございます。 旧かたくりにつきましては、現在一般の事業者に障害者のサービスの提供場所として貸付けを行ってございます。しかしながら、またその事業者との話合いの中でも、市として貸し付けるということがなかなか今後も難しいのではないかということも担当課として考えてございますので、今後の方針といたしましては、市から切り離していきたいというふうに考えてございます。 次に、要援護者台帳のシステムリースについてのお尋ねでございます。 申し訳ございません。委託先また根拠につきましては、今、私、手元に資料がございませんので、後ほど回答させていただければと思いますが、よろしくお願い申し上げます。 それから、地域包括支援センターの今後の在り方についてでございます。 議員御指摘のとおり、北部、南部は委託、中部につきましては市の直営として現在運営をしてございます。こちらの包括支援センターも、担当する地域の高齢者の皆様の人数によっても、可能な限り委託先でできるものもあると考えておりますので、今後は、現在市直営でやっております中央包括支援センターについて検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 それから、最後に、生活保護の扶養照会についてでございます。 扶養照会の目的でございますが、まず生活保護法におきましては、その世帯、個人等が個人資産、持ち得る資産を使いながらでも生活が苦しい方において、最低限度の生活を保障するという法律になっておりまして、例えば、働いている方が、その方の援助ができるという形で親族の方がいらっしゃったり、たとえ同居でなくても金銭的な支援ができるとか生活援助ができるということにつきましては調べなさいと。調べて、保護法に基づく保護をするということで適正に努めているところでございます。実績につきましては、現在の申請いただいて保護に至っている方、また、今申請いただいている方、全てにおいて扶養者の照会を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 市民課のマイナンバーカード(個人番号カード)委託先については、分かりました。 コンビニの交付委託料では1,800件を予定していますけれども、これは当面1,800件、本年予算化したのはどのような根拠なのか。また、将来的にはどのくらいまで増やす予定なのか、その点について改めて説明ください。 それから、かたくりの扱い方については今説明があったんですが、これについては、現在これだけの金額、約五、六十万円のいろんな委託料とか保守点検料支払っているわけですが、この経費については、現在はどういう位置づけで支払っているのか、改めて説明いただきたいと思います。 続きまして、扶養照会の件ですけれども、扶養照会というのは親族に扶養ができるかどうかの問合せをすると。このことによって、本来生活保護を受けたい人の権利を非常に制限する。どんなに苦しくても親族にそういう状況を知られるのは嫌だ、だから生活保護の申請ができない、これが今、国会でも問題になっていまして、国会の厚労省の答弁では、扶養照会は義務でないと、こういう答弁をされてきています。現状では、国からはそういう扶養照会が標準ルールとして出されているというふうに伺っておりますけれども、今後、国会答弁によってこういった基準が、本当の意味で生活保護を必要な方に保護が行き届くようにするというような視点から改善が必要だと思いますけれども、その点について今後どのような見解か、市長の見解だけ伺っておきたいと思います。 それから、ちょっと前後しますが、包括支援センターの件です。これは、民間委託がいいのか、中部のように直営がいいのか、この辺の検証をきちんとするべきであって、今後民間委託で、安かろう悪かろうというサービスでは、今後の地域振興においても大きな影響が出ると思います。その辺の評価、検証というのはどのようにされるのか、その点について見解を説明いただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 答弁を求めます。市民課長。 ◎市民課長(勝野律子君) 私から、まずコンビニ交付の委託料の1,800件の根拠と今後の将来の見通しについてお答え申し上げます。 まず、1,800件の根拠でございますが、これは全国のコンビニエンスストアで大町市のマイナンバーカード、大町市にお住まいの方がマイナンバーカードを使って証明を取られる件数として1,800通ということで見込んでいるものでございます。 今後、将来的にどのくらいまでということなんですけれども、現時点、1月末におけるマイナンバーカードの申請率が25%になっておりまして、マイナンバーカードの普及が進むにつれて、コンビニにおいて取られる方が増えてくるものというふうに見通しておりますが、具体的な数字までは申し上げられませんが、今後件数が増えていくものというふうに見ております。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 福祉課長。 ◎福祉課長(渡辺卓也君) 私からは、随時御質問にお答えいたします。 まず初めに、旧かたくりの現在計上してございます支払いの位置づけでございます。こちらの金額につきましては、貸付けしている箇所、2階になるんですが、そちらの使用部分については市の所有になってございます。ですので、貸し出す場合の市の整備の責任ということで、こういった形の点検等の費用を上げているところでございます。 続きまして、生活保護の扶養照会の件につきましての、国の見解におけます市の対応についてでございます。こちらにつきましては、国会のほうで、国の制度、考え方等々が、また市町村に下ろされてくるというような形で理解をしてございます。ですので、私どもも、国の基準定まりまして指導等ございましたら、国に沿いまして柔軟な対応をしてまいりたいと考えております。 最後に、包括支援センターの民間委託、また、直営、どちらがよいかということでございます。こちらにつきましては、確かに委託にすれば金銭的にもというお話もあるところはございますが、基本的に介護保険法で包括支援センターにつきましては、いわゆる3職種と言われる保健師、介護福祉士、また、主任ケアマネジャーという方がそろっていないとできないということもございます。ですので、今直営か民営かどちらがいいかというものにつきましても、また検討はしてまいりますが、質についてはそういった形で、法で定められた専門職を置かなければならないということになってございますので、そこら辺も十分加味しながら今後検討してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 市長。 ◎市長(牛越徹君) 私から、ただいま福祉課長から答弁申し上げました生活保護の認定に当たりまして、その方の扶養関係について照会する、これは現在の法律の中でも、あるいは運用の中でも広く行われております。と申しますのは、数年前に、芸能人だったんですが、高額所得者が相当の所得がありながら、その方の親がいわゆる生活保護を受けていたということについて、社会的な矛盾ではないかという大きな指摘があって、そうしたことについて、一回、様々な考え方の整理が行われたところでございます。そうした中で、こういったことについては、公費できちんと生活保護の認定をしていくという手続の中で、そうした手続は今までされてきたということについては妥当性があるものと考えております。 一方、議員御指摘のように、現在それが強制にわたるかのような運用がされているとすれば、これはそこまで義務づける、強制的な義務を押しつけるということでいえば、必ずしも妥当とは言えない部分があると現在国のほうでは、国会の論戦などを通じて議論されているところでございます。そうした中で、今後必要に応じて、国の生活保護の関係法規、法令などが改正され、あるいは運用の見直しが行われた場合には、それに従って適切な取扱いを進めていくべきと考えるところでございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 今の扶養照会の関係ですけれども、これは国の菅首相自身が最後のセーフティーネットという位置づけで、このコロナ禍では非常にここが重要視されているところであります。 こういう実態の中で、昨年10月から生活扶助、この数が大幅に減らされたり、実質上は生活保護を受けさせないという水際作戦と言われるものが実態にはあるという指摘もされております。やはりこれは全国共通の問題でもありますけれども、大町市長、市民の代表としての立場から、こういった点の改善等を国に求めていくということも必要かと思いますが、現状の中で、そういった見直し等が必要というふうに考えておられるのか、その点について改めて見解をお願いします。 ○議長(中牧盛登君) 市長。 ◎市長(牛越徹君) 予算の質疑ですので、そこまでの見解をここで述べるのは適切ではないかもしれませんが、適切に運用すべき大事な社会保障制度だと考えております。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) ほかに民生費について質疑はありませんか。宮田一男議員。 ◆11番(宮田一男君) 市民課の説明の1ページです。運転免許証自主返納支援で、タクシー券を交付するということで新しい事業が始まったということなんですが、少々お聞きしたいのは、運転免許証自主返納支援ということで、今年度、まだしまっていませんが、大町市の中で自主返納された方、どのくらいいるのかということと、今までバスのあれを配っていましたよね。あれをなくして、これにしたのかということを最初にお聞きします。 ○議長(中牧盛登君) 市民課長。 ◎市民課長(勝野律子君) ただいま御質問いただきました免許返納者の実績の数でございます。今年度、まだ年度途中でございますので、前年の実績になりますが、150名ほどとなっております。 もう1点の御質問いただいておりましたふれあい号のバスの回数券は、今後も継続しまして、タクシー回数券を新たに追加しまして、いずれか選んでいただけるような形に支援を拡充したいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 宮田一男議員。 ◆11番(宮田一男君) ということは、どちらか選択できるということですね。 じゃ、もう1点、すみません。先ほど生活保護の問題出ていましたけれども、問題になっているのは、先ほど大和議員から出された現状がございますけれども、今、コロナ禍の中で、生活保護基準以下で生活していらっしゃる方もいると思うんですよね。そうすると、そういう皆さん、要するに捕捉率という、通常その基準以下で生活している方のどのくらいが生活保護を受けているかという捕捉率ね。そういうものを市として握っているのかどうか、それをお聞きしたいと思うんです。 ○議長(中牧盛登君) 福祉課長。 ◎福祉課長(渡辺卓也君) ただいまの御質問にお答え申し上げます。 生活保護を受けられている世帯の収入所得につきましては、申請があった方のみ、私どもは調べる権限がございます。ですので、それ以外でその基準以下で生活している方が市内で何名いらっしゃるかということについては把握してございません。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 宮田一男議員。 ◆11番(宮田一男君) こういう時期でありますので、ぜひそういうところまで目配せをしてやっていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) ほかに民生費について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 それでは、次に、款4衛生費について御質疑はありませんか。106ページから123ページです。降旗達也議員。 ◆5番(降旗達也君) 衛生費の生活環境課の部分、環境調査事業、説明資料の8ページの部分になるかと思いますけれども、手数料の部分で水質検査の予算が上がっております。以前、常盤泉地区の堆肥製造工場から排出される、臭いを洗った後の水の水質調査をするというようなお話があったんですけれども、その予算はこちらに盛られているのかどうか教えていただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(笠間博康君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 ただいま議員さんのほうから御指摘がございました堆肥製造施設の脱臭設備から出る排水、それにつきましては、今年度稼働する見通しとなっておりまして、つい最近、現有の予算の中の余剰分を使いまして水質測定を実施しております。その結果を見まして、必要があれば来年度についても測定については考えていきたいと思いますが、今回計上させていただきました予算の中には、当初予算としては計上していないという形になっております。よろしくお願いいたします。 ○議長(中牧盛登君) ほかにございますか。     〔発言する者なし〕 それでは次に、款5労働費について御質疑はありませんか。124ページから127ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、款6農林水産業費について御質疑はありませんか。傳刀健議員。 ◆4番(傳刀健君) 説明資料でいくと農林水産課の8ページの森林環境譲与税のことでお伺いしたいんですけれども、こちらの大北5市町村で共同で事業されるということで伺っていますけれども、負担割合というのは、森林割なのか人口割なのか、それとも譲与税の割合なのか、その辺を教えていただければと思います。 ○議長(中牧盛登君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(鳥羽章人君) ただいまの御質問にお答えいたします。 こちらのパンフレットにつきましては、5市町村それぞれ配布予定の部数割で負担金を案分してございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかに。     〔発言する者なし〕 それでは次に、款7商工費について御質疑はありませんか。大厩富義議員。 ◆16番(大厩富義君) 観光課の3ページ、ちょうど中頃ですけれども、18負担金補助及び交付金の補助金のところで、新しく水辺環境整備事業補助金ということで300万円、新規で上がっていますけれども、これは先ほどの説明の中では桟橋が何とかと言ったような気がするんだけれども、この辺の内容について説明をお願いしたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 観光課長。 ◎観光課長(太田三博君) ただいまの質問にお答えいたします。 水辺環境整備事業補助金につきましては、現在地元の事業者の皆様、特に若い皆様が中心となって様々な事業に取り組んでおります。そうした中で、特に木崎湖の岸辺、水に近いところで木崎湖を楽しんでいただくためには桟橋等が活用できるわけでございますが、この桟橋がかなり老朽化しているということがありまして、この桟橋を改修するための補助金、また、現在地元の皆様は、木崎湖周辺をガイドブック等を使って歩いていただく、外国ではフットパスという事業だそうですが、こうした湖を周遊するための案内板、こうしたものも必要としている。こうした事業に対して補助をするという内容でございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。ほかに。傳刀健議員。 ◆4番(傳刀健君) ただいまの質問の追加の質問なんですけれども、桟橋と看板、具体的にどちらで立てられるとか、どこの桟橋を直すとかというような話は決まっているんでしょうか。 ○議長(中牧盛登君) 観光課長。 ◎観光課長(太田三博君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まず、桟橋につきましては、木崎湖キャンプ場のところの桟橋は市の桟橋になりますので、木崎湖の南側、園地周辺にあります、ボート屋さん等をやっている方もいらっしゃいますし、昔からある小さな桟橋等がございます。こうしたものを直すという予定でございます。 また、看板につきましては、木崎湖の周遊ということですので、歩いて回れるところの何か所かということで、具体的なところは事業者の皆さんと周りも歩いておりますが、複数のポイントについては場所は確認しております。基本的には、木崎湖の周りを歩いていく中で、特に東側のほうはなかなか道がつながっていなくて分かりにくい部分がありますので、そうしたところに看板を設置するという予定でございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかに商工費について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 それでは次に、款8土木費について御質疑はありませんか。大厩富義議員。 ◆16番(大厩富義君) 建設課の11ページが一つ、同じく13ページということで、11ページのほうのコンパクトシティ形成事業、委託料のところですけれども、1,400万円計上してあるんですが、昨年から大幅に増額になっている理由の説明。それから次に、13ページの建築総務一般経費、1報酬というところで、今年は昨年まで1名だったんですが2名になった理由の説明をお願いします。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 建設課長。 ◎建設課長(古平隆一君) それでは、私からは、11ページ、コンパクトシティ形成事業の委託料の中の、立地適正化計画策定業務費の増額の理由ということで御説明させていただきたいと思いますが、まず、立地適正化計画と緑のマスタープランということで、本年度より2か年継続で事業を進めておるところでございますけれども、この検討状況を踏まえて新たに、既に債務負担行為のお話もさせていただいてございますが、都市計画マスタープランの改定作業、これにもかかってくるということで、これも本年度から2か年ということで計画してございます。まず、本年度分として、都市計画マスタープランの300万円をプラスして、合計1,400万円ということになった状況でございます。 それから、13ページでございます。建築総務一般経費の報酬、これは建築技術員、会計年度任用職員の建築士の雇用でございますが、これまでは企画財政課のほうに1名、雇用の予算ついていた状況でございますけれども、今年度途中それから3年度に向けては建設課のほうで2名雇用ということで計上させていただいております。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかにございますか。平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 説明書の14ページの住宅リフォームの関係ですけれども、前年度、当初予算でたしか2,500万円で、補正予算で500万円を上乗せしたということで事業を行っていると思うんですけれども、最初から2,500万円という当初予算、どういう根拠でこういう形にしたのか、足りなくないということですか。 ○議長(中牧盛登君) 建設課長。 ◎建設課長(古平隆一君) 安心・安全住宅リフォーム支援事業の予算の関係の御質問に対してお答えいたします。 まず、2年度予算につきましては、これまで令和元年度までにつきましては、従前より御説明をしておりますけれども、大体予算の消化が夏以降、秋口には終わっていた状況でございました。それがだんだん落ち込んでまいりまして、なかなか消化できない状況となっておりました。それで、令和2年度につきましては、2,500万円の当初予算で計上したところでございますけれども、途中、「がんばろう!大町応援券」の消費喚起ですとか、そういったコロナ禍の中での、例えば衛生機器の需要の増加ですとか、そういったものを踏まえまして12月の補正予算で計上させていただいたという状況でございます。そういうことを加味しまして、まずは令和3年度の当初予算といたしましては、令和2年度と同額の2,500万円で計上させていただいたという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかにございますか。中村直人議員。 ◆1番(中村直人君) 予算書のほうで167ページ、土木費の中の安心・安全住宅リフォーム支援事業についてお聞きしたいんですが、以前伺って聞いたときに、ちょっと自分の勘違いだったら申し訳ないんですか、この中に断熱とか、今そういった経費と、耐震工事などの、それは下にあるんですが、他の用途に使えるものと、いろいろ様々あるというお話があったんですが、安心・安全住宅リフォーム支援事業の中の使える用途、幾つかあったらお聞きしたいんですが、お願いいたします。 ○議長(中牧盛登君) 建設課長。 ◎建設課長(古平隆一君) 御質問、安心・安全住宅リフォーム支援事業の使える用途でございます。現在、安心・安全住宅リフォーム支援事業の工事の形としましては、省エネルギー型、環境負荷低減型、また、防災型リフォーム工事ということで、基本的に3種類ということでございます。省エネルギー型の主なものとしては、今、議員さんお話に上がったとおり、断熱材ですとか屋根材の断熱効果ですとか、そういったものになっております。それからまた、環境負荷低減型でございますが、これは下水道の接続工事等にもかかってくるということで、そういったもの、それからまた、防災型としましては、防風ですとか耐震ですとか、そういった部分の防災対策のリフォームの関係について活用いただけるということでございます。細かい内容御説明できませんけれども、そういった3種類の形を取ってリフォームをやっていただくというような取組でございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 中村直人議員。 ◆1番(中村直人君) ありがとうございます。この総額で2,500万円積まれていますが、今おっしゃった3つの用途に、これは全てどれにでも使えてこの金額なのか、あるいは使い道別にこの中で金額が分かれているのか、お願いできますか。 ○議長(中牧盛登君) 建設課長。 ◎建設課長(古平隆一君) 用途、使い道等でございますけれども、基本的には、施主様の住宅需要に合わせて使っていただけるという状況のメニューになっております。基本的には、そういった住宅性能向上工事を含む20万円以上の経費に対して、20%の補助ということで補助をさせていただいているものでございます。限度額といたしましては、1件当たり20万円ということでございます。メニューについては、それぞれ施主様が選んでいただくということになっております。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかに、大厩富義議員。 ◆16番(大厩富義君) 同じく土木費の中の建設課15ページのところです。節14の工事請負費の中で、借馬団地の機械設備改修工事で、第1期34戸で6,900万円というような見積りをしてあるわけなんですが、これはまだ第2期、第3期があるかということと、たしか私の聞き間違いか勘違いか知らないんですけれども、借馬団地は新帰元で建て直すというような話を聞いた記憶があるものですから、どうしてこんなに費用をかけるのかなという思いがありますので、その辺の説明をお願いしたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 建設課長。
    ◎建設課長(古平隆一君) 節14工事請負費の中の借馬団地の機械設備の改修工事の内容につきまして御説明させていただきたいと存じます。 まず、市営住宅借馬団地につきましては、管理戸数が現在180戸ございます。そのうち、市営が128戸、旧県営が52戸ということで、平成27年度に策定しました住宅等整備計画の中では、このうち昭和46年から昭和49年に建設をした市営109戸について用途廃止の方針を打ち出して、現在それに対して取り組んでおるところでございます。残った旧県営52戸、市営19戸、計71戸、これが昭和50年から52年に建設されている施設ということでございまして、この71戸に対して2か年に分けてリフォーム工事を行うものでございます。 内容については、今年度、旧県営34戸ということで、居住性の向上ですとか福祉対応工事ということで、ユニットバス、給湯器、手すりの設置、流し台等の更新、給水給湯配管の布設更新等について行う予定でございます。まず今年度34戸、次年度については37戸ということで、2か年で予定しております。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) ほかにございますか。     〔発言する者なし〕 それでは次に、款9消防費について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 次に、款10教育費について御質疑はありませんか。降旗達也議員。 ◆5番(降旗達也君) それでは、教育費の部分で、まず体育課の部分と、ちょっといろいろありますので一つ一つやっていきたいと思います。 先ほど市長の挨拶の中で、体育課の名前をスポーツ課に変更するというようなお話がありました。これ、単なる名称を変えるだけという話なのか、名称を変えるに当たって、やる気を出していただいて新規事業をこれだけやっていくんだ、新年度の予算にこんなものがスポーツ課になるに当たって反映されているんだというような部分があったら教えていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(中牧盛登君) 体育課長。 ◎体育課長(久保田肇君) 御質問にお答えします。 まず名称の変更につきましては、県下の大町市を含めて19市のうち、スポーツ課等を使っていない市が大町市でありましたので、基本的には名称の変更であります。予算的には、ほぼ例年並みということで、目新しい新規事業、これですというものはございませんが、スポーツ推進計画、昨年度中間見直しということで見直しをして改めておりますので、それに基づいて、市民の皆様、気軽に運動に取り組めるというような目標を掲げながら取り組んでいきたいと思っております。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 降旗達也議員。 ◆5番(降旗達也君) 何か思わず一回で座っちゃって、一回質問を損したかなというふうに思っていますが、続きまして質問させていただきたいと思います。 これは教育費の同じく体育課の部分、保健体育費、5ページの部分、体育施設費の部分になりますけれども、丸山公園の運動場等テニスコートの借地料があると思います。使用料及び賃借料ということで、103万円上がっています。これ、恐らく美麻の丸山運動場のことと、このテニスコートというのは恐らく美麻の新行のところのテニスコートのことを指しているのではないかなというふうに思いますけれども、その隣の6ページの部分で、体育施設整備事業ということで、トイレの解体の工事が200万円という形で計上されています。これは多分、ここも恐らく美麻新行地区の運動施設のトイレ解体工事ということなので、あそこに併設されているトイレのことかなというふうに思うわけでありますけれども、運動場を借りておきながらトイレを壊してしまうと、非常に市民益としては、私はマイナスなのではないかなというふうに思っていますので、この部分の考え方についてお伺いしたい部分が1点と、続きまして、山岳博物館の部分、2ページ、博物館本館のエレベーター修繕工事一式ということで2,238万5,000円が計上されております。これは、前回補正で落として、また新しく出してきた部分だと思いますけれども、前回、たしか財源が同じく合併特例交付金だったかと思いますけれども、前回合併特例交付金の見込みが2,000万円だったというふうに私記憶しておりますけれども、今回合併特例交付金の額が1,190万円ということで、大分減額がされているというような形でございます。この部分の差額の分の財源がどこになるのか、2点お伺いしたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 体育課長。 ◎体育課長(久保田肇君) それでは、私からは、美麻新行地区のトイレ解体工事について御説明申し上げます。 まず、予定しているトイレなんですが、2か所ありまして、あそこの運動場、下に美麻の運動場とありまして、上には丸山運動場って、2段階というか、2つグラウンドがございます。一つのトイレはその上の丸山運動場の奥にあるトイレでして、これは既に老朽化で使えなくなっておりまして閉鎖していたものです。それから、もう一つは、今度、上の運動場に行く道がありまして、その途中に小さなトイレがございます。それにつきましては、今年度、水がうまく通らなくなって水が出なくなったということで、水回り、大規模な改修をするのは費用的に予算かさむという観点から、年度中途で閉鎖いたしまして、その2か所、既に使えないトイレでありまして、放っておくのもいかがかということで、新年度予算で解体工事予算を計上させていただいたものです。 なお、それに代わるものとしまして、ミーティングルームという施設がありまして、そこのトイレを改めて、建物は既存の建物なんですが、トイレが中にありますので、そこを開放して使えるようにして、利便性、不自由がないようにということで配慮している状況です。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(田中久登君) 私からは、山岳博物館のエレベーターになりますが、県の合併特例交付金の財源についての質問にお答えいたします。 本年度につきましては、御案内のように前年と比べて県の特例交付金の充当額、昨年より下がっております。これは、県の合併特例交付金全体の枠が、1年あたりの上限額が決まっております。その中で、大町市の中で配分を行っております。実際は、令和2年度にできればよかった事業だったんですけれども、事情によってできませんでした。それによって、当初、ほかにも合併特例交付金を活用して3年度行う事業もありましたので、そこで充当割合を下げて実施していくというように考えております。残りの部分については一般財源で対応するという予定にしております。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 降旗達也議員。 ◆5番(降旗達也君) 分かりました。一般財源から残りの部分は出てくるということであります。 この前も業者の話だとか工期の話とかありましたけれども、過ぎてしまったことなのでいろいろ言うつもりはありませんけれども、もう少し早く手を打っていたりとかすれば、恐らくきちんと2,000万円というものが出てきた話ではないかというふうに私は思います。コロナとかいろいろ理由はあるにしても、しっかりとこういうことをやっていただかないと、一般財源のほうにどんどん負担がかかっていってしまうわけでありまして、しっかりとその辺やっていただきたいと思いますけれども、その辺どうですか。見解もしありましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 教育次長。 ◎教育次長(竹内紀雄君) 御質問にお答えいたします。 山博のエレベーターでございますが、当初から閑散期といいますか、博物館の繁忙期ではない時期に予定していました。具体的には冬の時期なんですが、そういったこともありましたことから、着手といいますか、発注が年度の後半に予定されていたものですから、その予定で進めておったんですが、言い訳になってしまいますけれども、コロナウイルスの関係もありまして、2年度につきましては実施ができなかったということでございます。見通しをもっと持って、早くに着手をしていけばよかったという反省がございます。今後は、公共事業全体、私どもが所管する発注につきましては、早期の発注に心がけてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) ほかにございますか。     〔発言する者なし〕 それでは次に、款11災害復旧費、款12公債費、款13予備費について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 最後に、全般について御質疑はありませんか。平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 申し訳ないです。歳入で言うべきところだったのかもしれませんが、ちょっとお伺いしますけれども、4ページの下から3段目の地方特例交付金についての質問です。これは、固定資産税の特例の軽減措置というものがあって、コロナ禍によって減収になった方のものなんですけれども、これがどのくらい申請があってこういう金額が出ているのかということをまず教えてください。 それから、もう一つは、8ページの3生活保護負担金が、全体で1,160万円の減額になっているということですが、国からの国庫負担金ですね。これが、どうしてこういう形で減らされているのか、伺いたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 税務課長。 ◎税務課長(藤巻孝之君) お答え申し上げます。 固定資産税の軽減措置に関する部分でございますが、当初予算立てるに当たっては、件数的には徴収猶予の状況等を勘案しております。1件幾らという形での積算はできませんでしたので、大体このぐらいという部分での積算をしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 民生部長。 ◎民生部長(曽根原耕平君) 説明資料8ページの生活保護費負担金の減額というお問合せでよろしいでしょうか。対象事業費、生活保護費の支給額が今全体では若干人口の減少等もありまして、基本的には保護費の支給自体が減少傾向にありますので、それに相応して国からの交付金自体も減額になっていると、そういう状況でございます。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 固定資産税のことについては、1月31日が締切りだったんですね。ですから、何件か出て、そしてそういう形で積算根拠というのは出てくると思うんですよ。それがなくて上げてというのは、非常に不思議な話なんです。私は、この周知が徹底的にされたのかどうかというのが一番心配されているところなんですよ。例えば、会計事務所を通じている事業主は、これは完全に知らされています。しかし、一般の本当に小さいような事業主は、知らないで、周知されないで申請されなかったようなこともあると思うんですよ。そういうところをちゃんとつかんでいかなきゃいけないんですが、そこら辺の見解と、それから、生活保護負担金、国庫の負担金ですけれども、これは市の扶助費も下がっているんですよ。ですから、こういう体系で本当にいいのかどうかというのが疑問のところなんです。その辺のところ、見解を。 ○議長(中牧盛登君) 税務課長。 ◎税務課長(藤巻孝之君) 固定資産税の軽減措置についての周知ができているかというお尋ねにお答えいたします。 中小事業者についての事業を行っている皆さんについては、償却資産の申告書をお送りさせていただいています。会計事務所を通じて申告されている方は会計事務所宛てにお送りしていますし、その中で今回の固定資産税の軽減についての申請必要な方はということで、中に記載をさせていただいて周知をしてございます。また、広報おおまちについても11月号に掲載して、そういった制度の御案内をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 民生部長。 ◎民生部長(曽根原耕平君) 生活保護費の関係でございます。 先ほど議員も言われていたとおり、扶助費が下がっているというのは事実としてそのとおりでございます。それに連動して国庫の負担金も減少している、全体がそういう状況にあります。市の福祉課の窓口では、適正な受給というところで市民の御相談にも乗らさせていただいていますし、今、コロナ禍でありますので、若干生活相談、やはり全体に増えてきている、そういう事情はありますが、全体として正式に保護認定になっている実数自体は、全体とすればやや減少傾向にある中でのこういう予算の構成となっておりますことを御理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかにございますか。     〔発言する者なし〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑は終結いたしました。 ただいま議題となっております議案第32号は、各常任委員会に付託いたします。 ここで、3時50分まで休憩といたします。 △休憩 午後3時34分 △再開 午後3時50分 ○議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ここで、先ほどの大和幸久議員の質疑に対して留保した事項について、答弁の申出がありますので、これを許すことといたします。福祉課長。 ◎福祉課長(渡辺卓也君) 先ほどの大和議員の要援護者台帳システムリース料の算出根拠につきまして御答弁を保留いたしましたので、お答えさせていただきます。 こちらのシステムにつきましては、平成24年に導入いたしましたシステムをバージョンアップするものでございまして、現在保守が終了しているものでございます。金額につきましては、システムの更新を5年間のリース料ということで、一度に支払いするのではなく、5年間のリース料として計上したものでございます。 なお、こちらのシステムにつきましては、単独のシステムになってございまして、いわゆる住民基本台帳のシステムに同調するものではございません。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) この件については、以上で終了といたします。 次に、議案第33号 令和3年度大町市国民健康保険特別会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(曽根原耕平君)登壇〕 ◎民生部長(曽根原耕平君) ただいま議題となりました議案第33号 令和3年度大町市国民健康保険特別会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 国民健康保険事業は、被保険者数の減少と高齢化や医療の高度化などによる医療費の増額により、財政運営は厳しい状況にあります。 また、国保の広域化により、県が財政運営の中心的な役割を担っておりますが、保健事業や窓口業務は市が実施していることから、特定健診の受診率の向上と生活習慣病の重症化予防に積極的に取り組むなど、医療費適正化を重点とした予算編成としております。 全体の収支では、歳入不足を財政調整基金から1,700万円繰り入れ、補填することとしております。 議案の1ページを御覧ください。 第1条予算の総額は、事業勘定につきましては歳入歳出それぞれ30億2,956万5,000円、八坂診療所直診勘定につきましては6,709万7,000円、美麻診療所直診勘定につきましては4,100万4,000円でございます。 第2条は、一時借入金の限度額を1億円と定めるものでございます。 第3条は、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる範囲を定めるものであります。 事業勘定並びに八坂・美麻両診療所の歳入歳出予算事項別明細書の総括につきましては、説明を省略させていただきます。 それでは、予算説明資料、国民健康保険の1ページを御覧ください。 事業勘定の歳入ですが、款1項1国民健康保険税は、節1一般被保険者の医療給付費分、現年課税分は3億3,265万6,000円、節2後期高齢者支援金分、現年課税分は1億1,202万9,000円、節3介護給付金、現年課税分は4,103万2,000円でございます。 3ページを御覧ください。 款4項1目1保険給付費等交付金は、節1普通交付金が22億679万9,000円、節2特別交付金は6,633万円でございます。 4ページを御覧ください。 款6項1目1一般会計繰入金の主なものは、節2保険基盤安定繰入金1億5,173万5,000円と、5ページになりますが、節4財政安定化支援事業繰入金4,035万3,000円でございます。 項2目1財政調整基金繰入金は1,700万円で、これにより基金残高は3億3,264万円余となります。 7ページを御覧ください。 歳出でございますが、款1総務費の主なものは、項2目1賦課徴収費の電算処理業務委託料でございます。 8ページを御覧ください。 款2保険給付費は、市が独自に給付しているものを除き、県において当市の医療費を推計し提示された額を計上しております。 次に、11ページを御覧ください。 款3国民健康保険事業費納付金は、県の国保事業を運営するための事業費や、県が納付することになります後期高齢者支援金や介護給付金へ充てるため、県へ納付するものであります。 なお、この納付額につきましては、県が当市の医療水準や所得水準を基に算出しているものでございます。 12ページを御覧ください。 款6項1目1特定健康診査等事業費の主なものは、特定健診、特定保健指導事業実施に係る経費でございます。 15ページを御覧ください。 款9項2目1直営診療施設勘定繰出金は3,293万7,000円で、八坂・美麻両診療所に対する、へき地診療所運営費、また、大町病院の運営経費等に関わる繰出金であります。 次に、八坂診療所直診勘定について御説明いたします。 16ページを御覧ください。 歳入でございますが、款1診療収入の主なものは、項1外来収入でございます。 18ページを御覧ください。 歳出になりますが、款1項1目1一般管理費の主なものは、看護師の人件費と医師への診療所運営管理業務委託料でございます。 20ページを御覧ください。 款2医業費の主なものは、医薬材料費でございます。 次に、美麻診療所直診勘定について御説明いたします。 21ページを御覧ください。 歳入でございますが、款1診療収入の主なものは、項1外来収入でございます。 23ページを御覧ください。 歳出でございますが、款1項1目1一般管理費の主なものは、医師、看護師の人件費でございます。 24ページを御覧ください。 款2医業費の主なものは、八坂診療所と同様に医薬材料費でございます。 予算書に戻りますが、予算書の58ページ以降には給与明細書を添付してございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第33号は、社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第34号 令和3年度大町市後期高齢者医療特別会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(曽根原耕平君)登壇〕 ◎民生部長(曽根原耕平君) ただいま議題となりました議案第34号 令和3年度大町市後期高齢者医療特別会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 本会計は、市が徴収する後期高齢者医療保険料を経理するための特別会計でございます。 第1条予算の総額は、歳入歳出それぞれ4億199万5,000円でございます。 第2項の第1表歳入歳出予算事項別明細書の総括につきましては、説明を省略させていただきます。 予算説明資料、後期高齢者の1ページを御覧ください。 歳入ですが、款1項1目1特別徴収保険料は2億2,049万2,000円で、後期高齢者医療保険料のうち、年金から特別徴収する保険料でございます。 目2普通徴収保険料8,422万3,000円は、特別徴収とならない被保険者の保険料で、現年度分収納率を98.6%と見込んでおります。 2ページを御覧ください。 款3項1目2保険基盤安定繰入金は、国民健康保険税と同様に、所得に応じた均等割額の軽減について、一般会計から繰り入れるものでございます。 3ページを御覧ください。 歳出ですが、款1項1目1徴収費の主なものは、節11役務費で、納付書や被保険者証等の郵送費、口座振替手数料などであります。 款2項1目1後期高齢者広域連合納付金3億9,983万3,000円は、被保険者から実際に徴収した保険料と一般会計から繰り入れた保険料軽減分等につきまして、後期高齢者医療広域連合に納付するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第34号は、社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第35号 令和3年度大町市公営簡易水道事業特別会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第35号 令和3年度大町市公営簡易水道事業特別会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 公営簡易水道事業では、給水人口減少などにより使用料収入が減少するなど、厳しい状況ではございますが、水道水は重要なライフラインとして、八坂・美麻地区に安定した給水を行うため、適切な施設の維持管理に努めてまいります。 議案書の1ページを御覧ください。 第1条歳入歳出予算では、総額をそれぞれ2億2,651万円と定めるもので、前年度に比べ2.4%の増となっております。 第2条地方債につきましては、4ページを御覧ください。 第2表地方債は、借入限度額を水道施設事業4,170万円と定めるものでございます。 歳入について御説明しますので、8ページを御覧ください。 款1項1目1使用料は、給水人口の減少などによる有収水量の減少を見込み、前年度に比べ0.6%減の3,982万5,000円を計上しております。 款3項1目1繰入金は、一般会計からの繰入金でございます。 款6項1目1簡易水道債は、先ほどの第2表地方債で御説明したとおりでございます。 次に、歳出について御説明申し上げます。 10ページを御覧ください。 款1項1目1一般管理費は、公営簡易水道事業の管理全般に係る経常的な経費でございます。 項2目1施設管理費は、公営簡易水道施設の維持管理に係る事業費で、主なものは、配水池等の水道施設電気料及び原水及び浄水の水質検査業務委託料ほかでございます。 12ページを御覧ください。 款2項1目1建設改良費は、公営簡易水道施設の整備に係る事業費で、主なものは、節14工事請負費で八坂、野平、栃沢及び美麻三百地地区等の送配水管布設替工事などを予定しております。 款3公債費は、地方債の元利償還金及び利子でございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第35号は、総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第36号 令和3年度大町市水道事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第36号 令和3年度大町市水道事業会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 水道事業につきましては、給水人口が減少傾向で推移しておりますが、原水供給等の収益確保や事務の効率化等による経費削減に取り組み、また、事業としましては、基幹管路の耐震化を中心とした送配水管布設替工事や、本年度に引き続き、老朽化した南平配水池の築造工事、国の指針に基づく機械設備など、水道水の安全、施設の強靭化を進め、健全な経営が維持できるよう努めてまいります。 それでは、議案書1ページを御覧ください。 第2条業務の予定量につきましては、経営活動の基本的目標といたしまして、総給水量、1日平均給水量、給水戸数、建設改良事業費をそれぞれ定めております。 第3条収益的収入及び支出につきましては、収入では、第1款水道事業収益は5億5,277万3,000円を見込み、支出では、第1款水道事業費用は4億6,547万2,000円を計上いたしました。収入から支出を差し引きました収益的収支は8,730万1,000円の利益となる見込みでございます。 第4条資本的収入及び支出につきましては、収入では、第1款資本的収入は1,990万4,000円を見込み、次のページになりますが、支出では、第1款資本的支出は前年度に比べ2.5%減の4億2,581万円を計上いたしました。この結果、収入額から支出額に対して不足する額4億590万6,000円につきましては、損益勘定留保資金などで補填することとしております。 3ページ、実施計画を御覧ください。 収益的収入について御説明申し上げます。 款1項1営業収益は、4億5,170万5,000円を見込み、主なものは、目1給水収益で4億2,995万4,000円を見込んでおります。 項2営業外収益は、1億106万6,000円を見込み、主なものは、目4原水供給収益、目6長期前受金戻入でございます。新型コロナウイルス感染症の影響により、原水供給収益は若干減少傾向でございますが、水道事業経営上、大きな収入源となっております。 4ページを御覧ください。 収益的支出について御説明申し上げます。 款1項1営業費用は、4億977万1,000円を計上しております。このうち、目1原水及び浄水費は水源地に係る費用で、主なものは水質検査業務委託料でございます。 目2配水及び給水費は、配水池や給水に係る費用で、主なものは水道施設計装設備点検業務委託料や施設に係る修繕費でございます。 5ページを御覧ください。 目4業務費は、料金徴収等に係る費用で、主なものは検針業務委託料でございます。 目5総係費は、経営全般に係る費用で、人件費のほか、6ページになりますが、節23負担金でございます。 7ページを御覧ください。 項2営業外費用は、企業債利息や消費税納付見込額など計上してございます。 8ページを御覧ください。 資本的収入について御説明申し上げます。 款1項2目1他会計負担金は、消火栓新設改良に伴う一般会計からの負担金、項3目1工事負担金は、企業会計システム更新費用に係る他の公営企業会計からの負担金収入でございます。 項6目1の国庫補助金は、生活基盤施設耐震化等交付金でございます。 9ページを御覧ください。 資本的支出について御説明申し上げます。 款1項1建設改良費は、2億7,429万6,000円を計上しております。主なものは、目1の機械及び装置で配水池内の電気計装設備の更新、目6の建設改良費では、節14委託料、節30工事請負費などでございます。 最下段、項2公債費は、企業債償還金でございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第36号は、総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第37号 令和3年度大町市温泉引湯事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第37号 令和3年度大町市温泉引湯事業会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 温泉引湯事業は、葛地籍の源泉から上原の分湯槽までを引湯し、温泉利用者に供給する事業でございます。新年度の予算は、老朽化した中継ポンプ室のポンプ更新工事及び集中管理室の流量計更新工事を建設改良費に計上しており、計画的に施設更新を実施し、安定した温泉供給に努めてまいります。 それでは、議案書1ページを御覧ください。 第2条業務の予定量につきましては、経営活動の基本的目標といたしまして、総供給湯量、供給先数、建設改良事業費をそれぞれ定めております。 第3条収益的収入及び支出の収入では、第1款温泉引湯事業収益は6,806万1,000円を見込み、支出では、第1款温泉引湯事業費用は6,200万4,000円を計上いたしました。収入から支出を差し引いた収益的収支は、605万7,000円の利益となる見込みでございます。 第4条資本的収入及び支出の収入では、第1款資本的収入は1,000円を見込み、支出では、第1款資本的支出は1,554万6,000円を計上し、この結果、収入額から支出額に対して不足する額1,554万5,000円につきましては、損益勘定留保資金などで補填することとしております。 実施計画について御説明いたします。 3ページを御覧ください。 収益的収入ですが、款1項1営業収益は、6,794万2,000円を計上し、主なものは、目1給湯収益で、8社からの温泉利用料でございます。 目2その他営業収益の主なものは、平成の湯源泉の維持管理負担金でございます。 4ページを御覧ください。 収益的支出については、款1項1営業費用5,880万2,000円の主なものは、目1温泉管理費で、節15動力費や節20受湯費の温泉購入代などでございます。 次に、資本的支出につきまして、6ページを御覧ください。 資本的支出の款1項1建設改良費1,554万6,000円は、中継ポンプ室のポンプ更新工事、集中管理室の流量計更新工事、公営企業会計システム更新に係る負担金及び篭川橋の付け替え工事に伴う占用者の負担金となってございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第37号は、総務産業委員会に付託いたします。 ここでお諮りいたします。日程第6の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会いたします。 大変御苦労さまでした。 △延会 午後4時16分...